アイーダ AT新国立劇場

アイーダ AT新国立劇場
公演情報はここ
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/20000616_opera.html
まずまずの出来でしょうか?
記念のイベントとしては成功。しかし
オペラとして出来は飛びぬけて良いという感じはしませんでした。
確かに第2幕の迫力は観る者を驚かせるものはあると思います。
また、舞台上、舞台奥の金管セクションは良い音出しておりました。
しかし、何か平凡なものを感じました。
豪華の衣装の割に平凡です。中身がないというのかな。
まあ収穫は
アイーダ役の代役のラトニア・ムーアでしょう。しかし、彼女もはじめのうちは
演技で色々な声を試していたと思ったのですが、もしかして「粗い」のかもしれません。
途中から技巧なのか、声が不安定なのかわからなくなりました。汗
しかし
ストーリーはとてもわかりやすくまとまっていたので、初心者には良いのかもし
れません。3,4幕の愛の雰囲気は出ておりました。
ただ、休憩が3回
すべて25分というのは考えものです。
35分の第3幕の後25分休憩で 4幕が35分ではねえ。
たぶん民間でやる場合は
休憩は20分ずつ、ないしは
25分、20分、15分と短くなるパターンなどが考えられます。
ずばり
アイーダ」で4時間は長いのです。休憩ばかり長くて、帰りの時間を心配させ
られるのは嫌だなあ。
ラダメスのヴェントレ、しょっぱなから、どうだ、「ブラヴォーものだろ」とい
うような見えを切った割にちょっと、いまいちの感じがしました。
アムネリスのコルネッティとともに2幕目から急に良くなり始めましたが。。。
なにかあったんでしょうかねえ。しかし
なんというか全体的に
動いている割に「動き、躍動感」を感じない舞台でした。
あと最後に
注意すべきマナー違反がかなりいた。これはすべて私は無視しました。
注意してトラブルになっても嫌ですし。。。。

しかし新国立劇場の祝祭的オペラがこの程度ですと、ちょっとがっかりします。
悪くないんですが、何かが違う。他の人が指摘してくれるんではないでしょうか?
普通、日本人キャストは頑張っているとか、いろいろとあるんですが、昨夜はあ
まり感じなかった。
すみません、あまり印象に残っていないもので。。。。しかし回数通いたいとは
思わないですね。