昭和のような、という形容詞

昭和のような、という形容詞
最近よく「昭和のような」という形容詞が使われるようになりました。
使われるシュチュエーションを
見ると、大体、「古い」「ダサい」「旧時代的な」という意味のような気がします。
なぜ、「昭和」という年号をこのような意味で含めるのでしょう?
「大正のような」「明治のような」という言葉は、昭和の時あまり聞いたことはありませんでした。
しいて言うならば、「大正のような」は「大正デカダンス」がくっついていたような気がします。
では、いまなぜ「昭和」という言葉が使われるのでしょうか?
私は昭和時代の人間への、ある意味「時代は変わった」というメタファーとしての使い方のような気がします。
今は、過剰なことはなくなり、質素というかより現実的になり、
今、という時代にある、ものを重要視しているのではないでしょうか?
それに比較して
、心の中でどこか昭和時代(この時、nearly equal,バブル時代)を覚えている人
今は違う時代になったんだ、そんなこともうないんだよ、今の制約条件の中でbest decisionを探ろうよ)
という気持ちが土台にあるような気がします。
このような中、「昭和のような」「昭和の香り」のような形容詞の使われ方に注目していきたいと思いますし、
言われる、対象でなく、「
今」何が必要なのか考える方になっていきたいと思います。