ドイツ・カンマーフィルハーモニー「フィデリオ」 AT みなとみらいホール

ドイツ・カンマーフィルハーモニー「フィデリオ」 AT みなとみらいホール
公式サイトはここ
http://www.yaf.or.jp/mmh/recommend/2013/11/post-150.php
まずは、参加されるべし。
後悔はしないです。
そんな感じでしか表現できない。
最後にかけての
愛の描写とその合唱、歌、音楽
すべて一体になっての音楽には圧倒されました。
フランス革命にイメージャリー(imagery)された内容といえばわかりやすいで
しょうか。
終わってしばらく、体が動かなかった。
周りが拍手しているので、やっと我に返って
やっと自分も拍手したくらいです。
そのくらい、余韻がすごかった。愛、博愛を謳いあげただけの内容ですが
それだけだからより強くなる。
そして、
指揮者として、ヤルヴィも今後、追ってみたいと思いました。
先日のネルソンスもそうでしたが、世界にはいい指揮者がやはり多くいるもので
すねえ。
この二人は今後要チェックすることにしました。
まあ、ヤルヴィがすべてなんでしょうが
オーケストラの反応の大きさと速さは素晴らしい。
オーケストラというよりも
やはり室内楽の延長にあるオーケストラという捉え方で
良いのだと思います。
本当にビオラとか主張してますからねえ。
またビオラの最前列中央の女性、演奏に迫力ありましたね、女性があれだけビオ
ラを激しく演奏するということはかなり体が出来ていなければ出来ないはず。さ
すがです。
あとトランペット(古楽器っぽい)が途中、センター席の後ろのドアが開いてそ
こから演奏するということも音がすごく立体的になっておりました。
まあ、この辺の音と、ビオラとチェロの弦が相まって凄い演奏でした。
そしてソリスト

やはり、フロレスタンのフリッツ。声が違う。とてもよかったです。バリトン
刑務所長のフォックスも良かった。そのほかもかなり良かったと思います。
舞台を自在に動き回り、舞台が単なる演奏会形式ではなくなっており
それが、薬味のように効いておりました。しかしすべては演奏にある。
さらには東京音楽大学の合唱も迫力があったし、演技もしていたのでそこも
舞台の奥に演技の流れがあったので奥が深い舞台に仕上がっております。
こんな感じで、、、、何といってもひと事「見た方が良い」ということで。
とにかく
音楽が浮遊する瞬間さえありましたよ。
ただし、みなとみらいホール、今回はS席といっても2階のサイド席でしたが
そこは見やすかったし、音が良かった。
観客は前のめり、パンフレットを広げてみる、飴の音など最悪な環境でした。