Dance to the future 2013 AT 新国立劇場

Dance to the future 2013 AT 新国立劇場
公式サイトはここ
http://www.nntt.jac.go.jp/dance/20000630_dance.html
かなりの確率で土曜日と日曜日のみのこの公演
今年は平日ソワレ。ラッキーと思い出かけました。
結果的には
日本人はバレエというよりもダンスの方があっているというものを確信した次第
です。
表現力とかが重視され、容姿、スタイル、などがもろに出ない分ダンスがいい感
じです。
しかしこの公演お勧めかというとそれは微妙。
お好きならば、という程度です。
では記憶の範囲で。
「Well-tempered」
これ、カップルの色々な表情だと思うんですが、最終的にうまく行っている
という感じで私はとらえました。
その、過程をダンスにしたんだと思います。精神的葛藤はすごい。
本当にこの人で良いのか?本当の自分は何を求めているのか?などです。
「O Solitude」
パーセルのエアー(アリア)の題名であり、現代的命題である「孤独」について
心の叫びみたいな感じの振り付けです。では振り付けには「バロック」を感じた
か?
それは精神性が少し、穏やかな形をしているという点でそうでしょう、と答える
のみ。ゴシックではない。
「Who is `Us`」
これも難しくて、ダンサーは何をするのか?私たちは
踊ることで何を表現するのか?そしてうまく表現できているのか?
こんな感じのダンサーないしは振付家の葛藤です、ですよね?笑い

以上
中村さんの作品は、心のあり方、どう生きるべきかが関係しているような気がし
ました。

後半
「Solo  for 2」
デュエットなんでしょうが、題名のごとく
デュエットが一つの動きということでそれが延々に連なると
何かが生まれる。
それが、踊るということの本質。
踊ることは人間的であり、人間は一人では生きていけない
みたいなメッセージがあるのか?
と思いました。
小野さん、米沢さんはじめ、この演目はすべてが良かった。
というよりも
すべてを通じて
ダンス BY 新国立劇場バレエ団
それはきれいでした。
特に嫌味ではなく
コンテは比較されないので、すべてがオリジナルなので
とても良かったです。良かったというよりも新しい一面を観たという感じかな。
なんというか
幼いと思った彼らが
生々しく感じました。これでは表現悪いか、「生きている、人間味を感じました」
とするべきか。
すべてが生きると言うことなんです、テーマが。
「ダイナミックダンス」は逆に娯楽でした。舞台が娯楽。どちらが良いのか受け
て次第。