今年一年舞台を見て思ったこと

今年一年舞台を見て思ったこと
端的に一言、チケットが売れていない、
このことだけといっても過言ではない気がします。
招待が多すぎるというのも
当てはまりますし、空席が多すぎるというのも当てはまります。
さらには
席の移動も目に余るというのも当てはまります。
招待でなければコンサートに行かないという方も身近におります。
実際に、招待に応募して当ててしまうところは何かのノウハウが
あるのでしょう。
このこと以外には
すべての分野において
日本人の感性や実力が確認できた年ではなかったでしょうか。
かなり日本人はその実力に自信を持って良いのだと思いますが
舞台関係はどうしても
外人で観たい、という方がオペラやバレエの観客にはまだ多いという気がします。
体型、スタイルというのは
それが生まれてきた文化の元の体型なので、仕方なし。
オペラやバレエはその人間における、歌、踊り、リズムという部分では東洋の文
化では違った形でしか発展しなかった。
それが能、狂言なのか、歌舞伎なのか、はたまた舞踊なのかわかりませんが
違った発展をしたことは事実だと思います。
その文化の違いの中、異文化のテクニックを十分に吸収し
それにオリジナリティまでつけ加えようとしている
事実はあると思います。端的に、「世界バレエフェス」の開催、運営ということ
でさえ
日本人の感性から生まれたもの(ある特定の個人かもしれませんが)でしょう。
それで最終的には
同じ民族というか自分と同じ国民の方が表情などの理解は、し易いはずなので、
日本人は日本の舞台を見た方がより理解は深くなるというようなものを感じまし
た。
昨今、来日を拒否する外国人を見るにつけて、どんな理由であれ、
拒否する理由はあるし、当然なのでしょうが、その中で来日してくれても、実際
に観に行っ
てもがっかりすることも少なくはありません。
なぜだろうか?
端に世界のレベルが下がっているだけだと思うのです。突出した何かを持ち合わ
せて
来日してくれて、かつ、その実力が発揮されるというケースは
少なくなってきたと思います。
以上、極論でしょうが
今年の舞台をみた雑感の総まとめにさせていただきます。