Nemophila at 武道館

Nemophila at 武道館
公式サイトはここ
https://nemophila.tokyo/ja/

サイトでわかるように、日本語選択して日本のサイトを紹介しております。
今、音楽もアーティストも日本国内のみ相手にしているようでは
全く先がありませんから、昨年、北米、アジアツアーをしたようにどんどん海外
に出ていくべきです。

国内では一気に会場が広く、武道館ということでしたが
業者はどこかわかりませんが
PAの音の設定がひどかった。
低音がライブ感とか、昔の発想ので、そのまま音が悪くても
低音でよいという感じの音でした。
最悪。
当然、ボーカルが良いのですから、
ボーカルの声をもっとクリアに前面に出る音の設定をするべきで
低音はもっとクリアで、ドラムスの音とはっきりと区別がつくような
音場を作り出すべきです。
これだけで昨日の公演はもっともっと良いものになったでしょう。
さらに
今時、レーザーとか炎の演出とかいりません。
レーザーとかがないヘビィメタルの方が実はかっこよいと思うのは私だけでしょ
うか?

以上からして、
初めての武道館、盛り上げようというバンドメンバーの気持ちとちぐはぐな感じ
が否めません。
音がきっちりと届かないコンサートはどうしようもなく評価できない。

ただ、アンコールの時、5人のメンバー全員がかなりの時間を割いて個人の感想
を言っていたのを聞いていて、頑張れ、と思った。ここが一番シンプルで「素」
が出ていて
良かった。
彼女たちの本当の実力は
you turbの方で楽しんでください。
まだライブバンドになり切っていないですから。

でもそんな試行錯誤の後、あっという間に
トップに昇りつめるものです。

最後に一言、
これ私だけの感想ではないですよ。
歩いていた時に、
これ感動したか、というと
そうでもない、

という声を20代の男の子たちが話しているのを聞きました。
これ音の設定の問題ですから。はい

テイラー・スイフト 最終日 レコード。

テイラー・スイフト 最終日
レコード会社のサイトはここ
https://www.universal-music.co.jp/taylor-swift/

なんでかというと
ユニバーサルの社長来てましたから。私からすると
ほかの芸能人とかよりも、彼の方がよほど気になりました。うん。

私は運よくアリーナでもはずれの席ではありませんでした。

でも、3時間強。周りが、すべて英語で歌を歌える
熱狂的なファンに囲まれたせいか
不愉快な気にもならず、また歌詞に過剰に反応するファンたちの気持ちも
すごく参考になった次第でした。

運営の批判をかなり目にしましたが、アリーナでも出るのは楽でしたし、水道橋
駅までは、アリーナの出入り口の関係上遠かったですが、逆に芸能関係の方々の
お出迎えの車をたくさん目にしたものです。

さて、感想は。
テイラー・スイフトはこれからどこに向かうのだろうか?ということでした。
このステージをここまでやり切った後に残るものは何だろうか?

この問い、がいつも、というか終始コンサートの3時間強の間、頭の中をよぎっ
ておりました。
そのくらいすべてを出し切ったコンサートでしたし、その限界突破に対してファ
ンたちの応対もそれは本当にすごく強く、エモーショナルなものでそこには素晴
らしいライブ空間が生まれていたということは事実です。
本当に素晴らしいショータイムであり、歌詞すべてを受け止め、音楽を楽しみ感
じていた大きなうねりのようなライブ会場特有の雰囲気が最高でした。
たぶんほかの国でも同じような雰囲気ライブ感が出ていたと思いますが、最終日
はすごく良かった。ライブの音源には最高だと思った次第です。
アコースティック曲はもう出ていると思うのですが
「Come In With The Rain」

「You're On Your Own, Kid」
SNSのXには当日帰りの電車の中で上げていたのですが、
忙しくて感想を書くのに時間がかかってしまいました。
2曲目は
たまらないですよね。これが最高でした。そして、さよなら、という感じがとて
も切なくて、
一度歌詞を追ってみてください。これが一応失敗をしていないので
アコースティックコーナーで聞けたのは最高の収穫でした。

この2曲のスタンスくらいのコンサートに戻っても良いと思うのですが
今ではエンターテイナーになってしまって、それも
極限にまで行ってしまって、楽しませていただいたのですが、この後、どんなこ
とを考えているのかな?ということでした。

あと、彼女の曲は
歌詞が少し、女の子の心情ぽいところと、
暗く落ち込んでいたり、少しねたんでいたりと、日本で言うと
ユーミン中島みゆきを共に持ち合わせたようなところがあるんですが、
その両方をファンの方は受け入れているんだなあ、と驚いた次第です。

私は、少し引いて、彼女の今後のキャリアからして、ここまで出し切ったコンサー
トをやって、今の行動を見ていると、
人生の一旦のゴール、結婚、を機に
いったん落ち着くという感じのツアーかな、と思ってみている次第です。

しかし、人生って、そんなにうまくいかないよね、また他人って人が落ちたとこ
ろを待っているんだよね、という気もして、その経験も乗り越えていくんだろう
な、と思っている次第です。
逆に幸せになったら、またシンデレラ気分な曲になっていくんでしょうかねえ。
それはそれでスタートに戻る気がして、一番ありだな、と思っている次第です。

そういえば先ほど、バンドライト(入場者に配るやつ)が消えたので、少し時間
があったので自分なりの感想を書こうと思った次第。

ステージは花道がすごく長かったので、
平等的なものではなかったかな?と思った次第。
個人的には花道の先が一番の特等席だったかもしれないと思った次第。
しかし、昨日のあのコンサート雰囲気は特別でした。
ファンが優しいと思ったはずだし、東京はライブがやりやすい場所だと思ったと
思う。
初めの3日間雰囲気を作ってくれた観客に感謝したいと思います。
すごく落ち着いたスタッフたちと、ノリノリの観客、作りこまれた舞台、
私としたら、何も言うことなし、と思うのですが、
ドームの性格からか音があとからはねかぇって来ましたでしょう?あれは仕方な
いものなのでしょうか?
音をドームの一番後ろ反響させなくて、吸い込ませればあの、変な反響音とPA
らの音が混ざらなくなると思うんですがいかがでしょうか?と思いました。

あとはドレスにアコースティックギター奏でちゃうか?と思ったものです。
ジーンズの方が合うなあ、と思った。
オープニングのシンデレラ気分はすごくいいし、デビュー当時を彷彿するもので
けじめツアーなわけですからね。

お幸せに、と思った次第。周りにファンで最後まで歌い続けた両隣前後の女子た
ちにも、この言葉を「自分で幸せをつかむんだ」。私も頑張ります、というメッ
セージあったよね、このコンサート?ということでしょう。

私自身も頑張る、と思った。みんなもね。

芝居 「アカシアの雨が降る時」 AT 新国立劇場小ホール

芝居 「アカシアの雨が降る時」 
公式サイトはここ
https://www.thirdstage.com/acacia/

最後のカーテンコールは涙で見ることができないくらいでした。
そして
今回の芝居の内容における家族の「絆」に向けてへの変化は、私は、鴻上さんと同世代を生きているなあとヤケに納得をしてしまいました。
はい、つまるところ、現状私も同じ問題を抱えております。
だからすごく私への応援歌に感じられたし、もう一歩進んで言うと、そんな中でも、
まだまだ続けたい、頑張っていよう、という意味合いでの応援歌にも感じられました。
今回は
ラストはあらかじめわかっていたけど(というよりも、HP見てストーリーを追うとラストはおのずとわかる)涙は止まることはなかった。
そのくらい、「二十歳の原点」、は強い文章だと思う。
そのラストを被せて来るのは、確信犯で違反だと思う。それで、ラストまとまらないわけないでしょう!
しかし、今回の芝居は、そのラストまでの過程までも安保の学生運動ではなく、いわゆる出がらしの時代を持ってきたという点はすごくうまかった。
だからこんな名作になったと思う。
それが、この芝居のタイトルとなったわけですしね。

本当に冒頭にも書いているけど、
他の観客も同じように感じたと今でも私は信じています。

ただ一つ付け加えなければいけないことは、私は、「朝日のような夕日をつれて」、と
今(本公演)と、第三舞台、ないしは、オフィスザサ−ドステ−ジと同世代であり、おなじ時代を過ごしたということでしょうか?
とにかく、今回のこの芝居はどんどん世間に受け入れられていくと思います。
必見ですよ。

The Artists -バレエの輝きー

The Artists -バレエの輝きー
公式サイトはここ
https://www.theartists.jp/
「7つのソナタ」より
ラトマンスキーって今、振り付けでどの程度有名なんだろうか?
芸術監督としていたということも覚えているだろうか?とかいろいろなことを考えながら、
ラトマンスキーぽい、しぐさ、それもコミカルなの、がきちんと入っているなあ、と思った。

その前にスタートから映像のみですが、うまく、案内役として「小林ひかる」さんが出てきて
そのあとも演目の前にダンサーたちにどんな風に踊りたいのかみたいな質問の答えが放映されていたので
わかりやすかったと思う。
私も
演目を頭に入れておいたけど、順番までわからないと思ったらこの案内の映像ですごく分かりやすいと思いました。
それでこの演目もラトマンスキーという事前に教えられてみることができたんですよ。

「カルーセル」よりPDD
マクミランらしいと思う。次のバランシンで、同じくバランシンらしいと思った時に
うまく個性が分かるような演目で構成されているな、とわかりました。

ですから、振り付けの雰囲気の違いを経験あれ、テーマは「愛」みたいな感じですよ。

マクミランって意外ときつい振付だな、と思ったので、この二人のダンサーはうまいんだと思う。

このマクミランってきつい振付なんだな、という言葉は後半の現役ダンサー、それも20代30代にダンサーたちの振り付けの新作をみていると
雰囲気を作るのはうまいけど、ダンサーにとってきついような動作はそれほど入っていないからでした。

「薔薇の精」
事前にポールドブラに自分なりの解釈を入れるみたいなインタビューが入ったので
その通りに見ていると、その通りに確かに工夫されている、と思ったので
今回の映像での事前紹介はすごく分かりやすいんだと思うのです。

「Who Cares?」
これガーシュインの曲、突然ピアノがここで入るか?とか思って終わってチラシを見たら編曲入っているみたいなので
少し踊りに重視した編曲されていたんでしょうね。
ローマン・メヒアというダンサーは良いと思った。

「葉は色あせて」
これ、私の中で本日のベストだと思った。
というよりも、「葉は色あせて」での近年のベストパーフォーマンスではないかな?と思う。
キャサリン・ハーリンというダンサーは良いオーラ持っているなあ、と思って後半もずっと追っておりました。

「シンデレラ」
初めのうちは、どうなるのか?くらいの感じでしたが、後半金子さんはまとめてきました。
金子さんは後半の新作の時は輝いておりました。

「眠り」
ローズアダージョ。ヌニェスのローズアダージョ
私の中ではローズアダージョは、バレエのすべての中でもトップを争うくらいに好きなので
まだまだという感じしかしなかった。
もともとガラの中なので、王子たちがスーツ姿でも何ら問題ないのですが、私が観たいローズアダージョはもっと
揺らぎのある中で、体が浮くような感じで踊り続けるようなもので、
今回はそれとは違ったと思った次第。ただ、会場の拍手は一番大きかった。

後半
新作
「Harmony in Motion」
これ前半で踊っているダンサーが振付して
案内映像の中では、ダンサーが見えていて、当てて振付したっぽい感じです。
先ほども書きましたが、キャサリン・ハーリンとかローマン・メヒアを中心にみてしまっておりました。
スタートが
ピアノにみんなが集まっていたので
これすごいことになるかな、と期待したのですが、意外と、あっさりとした展開でした。

ただ次の演目でも言えるんですが、
6人のダンサーを使って3組のカップルを作るということは決まりごとのような感じでシンクロしていて、
それも
大きな視点に立つと、「愛」それも3種類の愛の形、
違う視点版で次の新作(Joie de Vivre)があるような気がしました。
なんというか
結局うまくまとまるのね、それでOKなんだよね。
逆に今のダンサーの本音さえ見えた気がします。誰もが予定調和的恋愛を望んでいるのかな?
と逆に世代の違うダンサーたちにその世代の考えを教えてもらった気がします。


「Joie de Vivre」
ここでは金子さんもヌニェスもよかったんですよね。不思議なくらいにすごくマッチしていたし、気分が乗っていた気もした。

この時すごく「はっと」したことがあったんですが
時代は今、脱古典になりつつあるのかな?ということでした。
もっというと、
肩の力を抜いて、覚悟を決めないと踊れないようなことではなく
ある程度、自分の気持ちに沿うような踊りが良いんだろうな?と思うことは本日多々ありました。
この新作2本は男性ダンサーは
メンバーが良いので、極限まで使ってあげればよかったのに、と思った。
せっかくの新作でダンサーが分かっているのならそういう楽しませ方もあるよね?という私の注文も付けておきましょう。

追加:会場を出るときに
スポンサーの伊藤園のお茶いただけました。ありがとうございました。今更お礼です。

横浜バレエフェスティバル AT 県民ホール

横浜バレエフェスティバル AT 県民ホール
公式サイトはここ
https://shiver.jp/yokohamaballetfes2023/

なんというか、貫禄さえ出てきたフェスティバルになってきた感があります。
初めの数回は連続で見ておりましたが
自分自身「コロナ」で劇場から足が離れてしまい、本当に久しぶりです。

もう本当に、今回は、どんな驚きを感じられるのだろうか?
私はバレエから離れてしまうのだろうか?という
不思議な感覚を持ちながら、劇場に向かったのです。
絶対に、メンバーは良い、いいに決まっているのだが、
それを本当に自分の今後の試金石の公演のつもりで出かけました。

その結果は、大成功。
本当に素晴らしい踊りが続きました。確かに少し発表会的なところがあり、お行儀の悪い観客もいましたが、
昔の私でしたら、切れてましたが、今回は踊りの良さが圧倒しました。
そのくらいに体が震えました。

まず
第一部 フレッシャーズガラ。
まあこのフェスティバルに出るために勝ち残ったダンサーたちです。
結果的になんですが、女の子の踊りばかり見ているな、と途中で気が付きました。確かに
女このレベルは段違いに上がっているのですが、男性ダンサーの迫力でバレエにはまった私からすると(ジョルジュ・ドン、
ミハイル・バリシニコフ)なにか「あれっ」というものを感じたものです。
確かに世間体は、よくないかもしれない。ダンスやっていると後ろ指さされるかもしれないですが、やはり
男の子にダンスをやっていてもらいたい、と切に願う今日この頃です。
オープニングが、本日のメインで踊る、一シーンを走馬灯のように照らす感じで、すごくきれいな入り方をしました。
これはたまらなかった。素晴らしい。
そして「間」がない演出のために
怒涛の如く進んでいく。これも地味なようで素晴らしい演出だと思いました。
「グラズノススウィート」
グラズノスの曲に振付をつけたものだと思ってましたが、全曲追えなかった。ただ振付は
きれいな古典のバレエの一シーンともいえるし、バランシン的な感じもしたし、それが遠藤さんの振り付けなんだな、と思った次第。
ダンサーは一人目立つ人がいましたが、ベテランが一人入っていましたね。これも後から知った情報です。
ここで感じたのは、若いと、踊ることに精いっぱいで、たぶんこんな感情を思いながらと言われていたのだろう、しぐさが入っているけど、
音楽に乗れていない、自分のぺーしではない踊りは仕方ないかな、ということでした。
ただ先は開けている子たちだなあ、と思う。

「海賊」
この辺りは、今回のフェスティバルの進行が頭に入っていなくて不意を打たれた感じ。
あまり記憶にない

「眠れる森の美女」ここまでっと何が違うのと言われると、ソロをもらえているんだなあ、という感じ。
でも
このフェスティバルの初期に通ってましたが、そのころよりも数段にうまい子が集まっている。

「くるみ割り」
もともと金平糖だから、無難な路線で、新人だから、普通に流してしまった。

「白鳥」
このダンサーは少し、目立つところがあったと思う。黒鳥やらせてもらっている点でも、何か光るところがあった。
これは確か。
エスメラルダ」
エスメラルダは良いですよね。その個人的な趣味でもこのダンサーの踊りは良かったと思う。エスメラルダってタンバリンが難しいところがあるけど、
きちりと合わせてきました。きれいでした。

アルチュール・ランボーの永遠より」
見ているときはすごく書きたい感想があったけど、想像以上にきれいな終わり方をしたな、「グラズノススウィート」と対極にあるもので第一部締めたな、という感想しか今は思い出せません

2部
「タリスマン」
もうここから、別格という感じで、すごくきれいでした。
実はこのダンサーたち知らなかったのですが、本当にきれいにまとめておりましたし、
実はここまで男性ダンサーが出ていないので、すごく、先ほども書いた胸のつかえが降りた気がしました。もう解放された感充満。
踊りは最高です。

「Jinen」
まあ、なんとでも書けるなあ、と思いながら、
一人精神の彷徨を踊りにすると(そういうコメントないですが、そう思ってみていただけで、、、汗)こんな振付になるよな、というのが実感。

「ジゼル」
これは私個人的には目玉でした。
すごく久しぶりに見る小野さんは、まだ劣化していないな、と思うし、これからどう変わって円熟味を増していくのだろう、という視点でばかり見ておりました。
しかしそう思うことも、以前からの踊りと変わらない輝きがあったからで、福岡さんがパートナーなので、この演目が無難だろうな、と思う次第。

3部
「ライモンダ」
振付がタマラロホ、というとロイヤル時代を思い出してしまいますね。
この二人もうまかった。というか、ガラって
昔の、NBS系の 何とかの仲間たち、とか世界バレエフェス、くらいですと、手抜きの踊りってあるわけで、
それが今回は日本人の気質なのか、全くないという感想を持つにいたりました。
こんなに日本人ってバレエうまかったっけ?とさえ感じました。これ、今回のフェスティバル、ずっと感じていたことです。

「マイヨーの踊り」
題名書いても、こちらの方がピンとくるんで。
私はモンテカルロバレエ団、好きなんで、ひいき目に見てしまいますが、ひとりで孤高の踊りを見せてくれる、現役の
モンテカルロバレエ団の一員であるミモザさん、というだけで
もうすでに感想です。バンドネオンとパーカッション良かった。テープですけど。

「No man‘s Land」
リアム・スカーレットということで、いろいろな意味があると思われるかもしれませんが
すごく良かったです。コジョカルたちも選んだんですよね。彼の作品。
想像以上に嫌われていないのではないかな、と思うし、よくぞ、日本初演で選んでくれたと思います。ブラボー。
個人的には最後、女性ダンサー、ひとりだけ、残されるという意味が、それも「トン」という感じで残される、のが「うん?」
と思うけど。。。。

「リーズの結婚」
今年ハンブルグでの凱旋来日だけあって、対極の演目をわざと選んだ感満載。
しかし、
グランパのソロのところで二山君面目躍如という感じでしたが菅井円加、おいしいところすべて持って行った感あり。しかし
さすがという感じ。きれいに終わりました。
「リーズの結婚のGPDD」でフェスの演目締めるところは憎いですよ。そしてそれにこたえるダンサー。
身ごたえ十分です。

フィナーレも、てんこ盛りで各ダンサーが
自分の踊りを広げながらも
どんどん今回のダンスチームになっていく様、最高でした。

すごく余韻の残る、グランドフィナーレ。でした。よかったなあ。
という感想。

「バナナの花は食べられる」範宙遊泳  AT KAAT

「バナナの花は食べられる」範宙遊泳  AT KAAT
公式サイトはここ
https://www.kaat.jp/d/banana

KAATの中スタジオっていろいろなことができる空間なので
楽しみでした。実際にこじんまりしていて、見やすい空間でした。

まずは感想。
まじめに取り組んでいるなあ、ということ。そして帰り道に考えたことは
もしかして若い人たちって、まじめに取り組んでいる人は今結果を出せて、その反面
結果をさせない人にばかり目が行っているのかもしれない、ということでした。
そして、私たち、年寄組は、自分の時代のことばかりノスタルジー的に語ってばかりで
実は自分の成長をしなかったのではないかなあ、という反省でした。これは芝居の内容と関係ないのですが、
このまじめに取り組んでいないというか落ちこぼれた30代がメインの話です。
はっきり「30以上、30歳オーバー」というくくりにすごく違和感を覚えたのですが
本人たちの叫びだと考えました。
個人的には50歳とか60歳に大きな節目の世代がいるような感じがするのですが、
体感的には30歳半ばにかかるときに、落ちこぼれ感が半端なく大きくなるのかな?と思いました。

あとはトリックスターを男に一人作ると、その男を中心に出てくる女がすべて空回りする。
それでセリフ的に
今更、そんなことうぃう?というセリフを主人公の死の後言わせるのですが
いやーだから、トリックスターなんだよなあ、と思ったものです。
そのトリックスター
人の死を読むことができ、その死の期限に向けて
出来事が起きて、
最終的に、SNSとかその出現以前には出会うことがなかった人たちの出会い、と
そのことで物語の基本的な動きのパワーが生まれているのですが、家族の話に落ち着く、ということも
すごくしっくりとくる内容でした。ですから、実は
簡単な話であり、基本的な話の構造はまったく今までと変わらないと言い切ることはできると思います。

ただ、30代のリアル、という感じでは
すごく興味がわいた舞台でした。
主役の人の目、まじめなカーテンコールでの態度には感心させられました。

SNSの出会い系ってさくら
ばかりなんですかねえ?それだけは分からなかった。そういう主張も含まれていると思いますが、
そこは、そうなんだなあ、と思うだけでした。

米津玄師 「変身」 ライブ2022 at 東京体育館 ((長いです)

米津玄師 「変身」 ライブ2022  at 東京体育館

公式サイトはここ

まずはトータルの感想を。
ぜひ観るべきライブです。全身全霊をかけたライブだった。
この一言だけ。

「変身」とは
まずオープニングで
米津玄師さんらしい、マスコットが
車でライブ会場の地下の駐車場についたところから始まります。

まずはオープニングがどうなるかで、興味津々のところ、
このスタートは?
続く曲が読めなかった。
このオープニングは、エンディング
駐車場へ向かう件のマスコットが目をハチャメチャにしながら、帰途に続くところ
で高速に乗って帰るシーンで終わります。
そう、ライブの最中に「変身」するという仕掛け。
どんな変身か?
ウルトラマンとかではないですよ。
ベストライブを繰り広げる米津玄師に変身したのです。

ベストライブとは予想以上に代表作網羅のコンサートになったことへの驚きへの
オマージュでこの言葉を使いました。

そして、全身全霊をかけて歌い上げる米津玄師さんの熱唱ぶりに驚きました。
途中、「Lemmon」にかけて、
MCで「自分の好きに楽しめればよい、人好き好きに楽しみ方や感じ方があるのだから」
みたいな言葉の後のせいもあってか、
圧倒的な歌唱の前に静かになっている観客がいました。
そのくらいにまずは、歌を聞いてくれというスタンスではないかと思うほどに
圧倒的な歌でした。
彼自身も精いっぱいの歌を歌っているという感じの
頭に向かって自ら手を挙げてぐりぐりした仕草は、高い音を頑張って出しているという感じが伝わってきました。

あと、感想の途中ですが、
最後に「映画」のごとく、関係者のテロップが流れたのですが
そこに、ミュージシャンで管弦やピアノメンバーはいません。
ですから、
ドラムス、ベース、ギターであとは音源であの「音場」を形成していたのだと思います。
このことは、実は、ライブでは、私は「あり」だと思います。

そういえば、ライブの会場は
会場のアリーナセンターにまで伸びる、「かぶりつき」を作ってあったのですが、そこにまで
ライブ中、移動して歌っていたことには驚きました。

たぶん私の中では
一番近いところで歌っていたと思います。(そういえば、私のコメントは、アリーナでの感想です:
ラッキーなことにまた、アリーナでした)
ここで余談ですが、
1階席の北側はVIPの席っぽい作りになっていたのですが
そこに、あくまで私の目では(ここ重要)能年はいたと思うし、
たぶん、菅田君、とその近くに松坂桃李君がいたと思う。
能年と話している女優ぽい人は知っているけど、そのつながりがわからなかった、、、、ここは妄想です。
あくまで私の妄想です。

バンドメンバーの紹介の時に
結構、米津玄師さんの素の部分が出ていてそれも微笑ましかった。
もしかしたらこの言葉が一番
今回のコンサートの感想にあっているかもしれない。そう、観客の近いところに、巣の部分をさらけ出しながら
作り切ったライブ、という感じがしてならないのです。
だから、コロナ明けという感じでもう一度
ベストライブをやりますよ、、、という感じがして
丁寧な人だなあ、という実感に至ったわけです。

この「音源」にバンドの音が加わってとてつもない迫力が形成されるわけです。
それは地響きのような低音のベースラインでもすごく伝わってくる。
体調が悪い人は、いったんは低音から逃げる準備も必要かもしれない、それは
ライブから逃げるのではなく、自分の体調と向かい合うため、と考えて準備も必要かもしれません。
そのくらいバンドはノリノリでしたよ。

大体の
セットリストは
1.POP SONG (これは私は当たった)
2. 感電 (もしかしたら綾野剛もVIP席にいたかもと思った)
3. PLACEBO
4. 迷える羊
5. カナリヤ
6. Lemon(この辺前後は観客はMCで自分の好きに楽しめば、という言葉で本当に好きに楽しむというよりも、聞きほれていたという感じ)
7.海の幽霊(これは彼のyouturbチャンネルで掲載されていたから、歌うなと予習しまくった)
8. まちがいさがし(この曲で、VIP席の私の妄想が膨らみました)最高でしたよ。
9. アイネクライネ(まさかね今回もねえ、とうれしい誤算)
10. Pale Blue
11. パプリカ (これは「打ち上げ花火」と交互かもしれないなあ、ただし東京体育館は、場所的にはこの曲でしょう)
12. ひまわり
13. アンビリーバーズ
14. ゴーゴー幽霊船(これ歓喜しました)このあたりノリノリ。
15. 爱丽丝
16. ピースサイン(これも歓喜しました)
17. KICK BACK (「新曲です」といった瞬間に会場は沸いたねえ、go 「チェンソーマン」)

アンコール
18. 死神(ライブで、PV再現)最高。
19. ゆめうつつ
メンバー紹介
20. 馬と鹿(もう、私個人的には、ラグビーワールドカップにも行きましたので、涙がこぼれてきたし、最後のかぶりつきでの熱唱の曲)
泣いたなあ、この曲を聴いている最中。

21.M八七(やらないわけにはいかないでしょう)

そして、件のエンディング。ということで歌った後、ステージからエレベーターらしきもので降りて、終わり。
そして冒頭のエンディング。

本当に最高のコンサートでした。

規制退場は常識を守って
楽しい思い出を壊さないでください。
では
私の感想はこのくらいで。

コロナあと、初めてのJ-POP、大きな箱でのコンサート。
しかし東京体育館はいい会場だなあ、と思いました。
広いけど、見にくいところは少なかったんじゃないかな。

あと規制退場、意外とアリーナを優先しているのはうれしい誤算でした。
では皆さん楽しんでください。

私の感想は
急いで書いているので何か抜けたかもしれない。
でも私自身の思った言葉で書きました。

最後のエンドロールに書いてあったスタッフ。コロナでも頑張ってくれたという感謝の気持ちを表現したんだと思う。いいエンディングだ。スタッフうれしいと思う