私はこの公演を批判していた:今では夢のよう

私はこの公演を批判していた:今では夢のよう
自分のブログから引用
開始
2010年10月27日


ボリショイ・バレエマリインスキー・バレエ合同ガラ公演 第一部


《パ・ド・カトル》( 振付:ドーリン、音楽:プーニ)
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ(ルシール・グラーン) /
アンナ・ニクーリナ(カルロッタ・グリジ) /
ガリーナ・ステパネンコ(ファニー・チェリート) /
ウリヤーナ・ロパートキナ(マリー・タリオーニ)

冒頭から、両劇場のエースがそろい踏みです。きれいに決まっていたのでこのあ
との予想がだいたいできました。ロパートキナを中心にきれいにまとまっていた
と思います。ニクーリナ、オブラスツォーワたちが若手で出てくるのですから地
味ながらきれいな幕開けでした。

《眠れる森の美女》 第3幕のパ・ド・ドゥ 
(振付:プティパ、音楽:チャイコフスキー
アリーナ・ソーモワ / レオニード・サラファーノフ、

二人ともきまっていて、一気にテンションが上がってきました。ソーモワ
サラファーノフは終始良かったです。こうやってチャイコフスキーの古典が入っ
ていると安心しますし、ほぼ完璧でした。

《海賊》よりパ・ド・ドゥ 
(振付:チェクルィギン / チャブキアーニ、音楽:ドリゴ)
ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ

ここはこの日のつぼで、このペアが終始会場を沸かせていたことは事実です。
確かにうわさ通りの高さと迫力があった。それだけで会場を沸かせるのには十分
なのでしょう。派手で、本日はこのペアではないので大丈夫かと思うくらいの人
気でしたからねえ。。

《愛の伝説》よりモノローグとアダージョ 
(振付:グリゴローヴィチ、音楽:メーリコフ)
ヴィクトリア・テリョーシキナ / イーゴリ・コールプ

これはねえ、テリョーシキナを改めて見直してしまった。地味ながらしまった踊
りを終始見せてくれてとても舞台が締まりました。相手がコールプでしたっけ?
と思うほど集中してテリョーシキナを観てしまっていた。

《ジゼル》よりパ・ド・ドゥ
(振付:ペロー / プティパ、音楽:アダン)
スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ

パンフレットに「ライモンダ」とあったのでそんな心の準備をしていたのですが、
「ジゼル」。ルンキナの美しさにやられました。この人だれ?と思うほどに私は
引きつけられた。そして二人とも完璧なジゼルを踊っていたと思う。
私はこの第一部の流れが最も好きでしたし、出来も良かったと思う。だから休憩
が短くても気にならなかった。
ルンキナ素晴らしい。

ー 休憩 ー

引用終わり

こんな公演
今では考えられないですね。
しかし論調がすごく厳しい。このころからどんどん
公演のレベルは低くなってきております。
自分で読んでいて、すごく良いガラだったんだなあ、と思った次第。
誰かがこの記事読んでくれて
何が書いてあるのか自分で確認した次第。
今このメンバーで来日公演あったらすごいだろうな。