愛の妙薬 AT 新国立劇場
公式サイトはここ
http://www.atre.jp/13lelisir/
なかなか、滅多にない良質の舞台になっていたと思います。
相変わらず、空席が多かったですが。。。
しかしシラグーザのアリア「人知れぬ涙」はこの日が一番悪かった。
疲れていたのか？
ですから
他のソリスト、オーケストラとのタイミング、合唱隊との調和などはベストでし
たが
このアリアがいまいちでベストと呼べるかのかどうか？微妙でした。
しかしすべて良質の舞台でした。
美術や舞台セットは賛否両論でしょうが
私はきれいで
きらめいていたと思います。
まあ、スペインのかた田舎のイメージはありませんが。。。
たぶん、このプロダクションはこれで最後だと思いますので
次、オーソドックスな演出になるのではないでしょうか？
しかし、最後には
ソプラノの生理的に受け付けない声の質も
心地よく聞こえたので、たぶん、盛り上げ方がうまかったんだろうなあ、と思い
ました。
合唱隊のストップモーションとか、急に止まった姿勢で立ち続けるとかかなり合
唱隊の基礎訓練にないようなことまでもうまくできていて
舞台とするととても面白い、動きにダイナミズムのある舞台でした。
このプロダクションについては
前回、今回ととても楽しめるものでした。終わりよければすべてよし。
東京交響楽団には
もう一段上の演奏を求めるようになっている自分がいました。
指揮者が良かったからねえ。
このポップな舞台には軽い演奏が合うし、受け入れやすいのは
40代くらいまでかなあ。若い子には確実に受けると思います。
そんなこんなの
愛の物語でした。楽しかったですよ。
