愛の妙薬 AT 新国立劇場

愛の妙薬 AT 新国立劇場
公式サイトはここ
http://www.atre.jp/13lelisir/
かなりこなれてきた感があります。
出演者にそれほど見劣りする人がいないので
良質の舞台になっていると思います。
しかしここで何を言っても
客席の空席はどうにもならないもので
なんでこんなに空いているのか?と思いました。
ぜひ見に行ってください。
本当に素晴らしい「愛の妙薬」になっていると思います。
オケも指揮者がうまい。
私が思う、最大の空席の理由は開演時間かなあと思います。
このオペラはっきりコンパクト。しかし、だからか開演は19時。
休憩を入れてカーテンコールを入れると
22時近くになってしまうのです。
どうもこの22時が見える時間のオペラは
ワーグナーなど長いから仕方ないという言いわけが成り立つ
もの以外は弱い感じがしております。
実際若い年齢層をターゲットなら良いのですが。。。
18時30分開演
終了、21時20分くらいだとかなり帰宅にも余裕があるように思えます。
この終わりの時間が一番のネックかなあ、と思います。
それで演出に関しては
例の「妙薬」の文字を
立体的に出演者が利用して
舞台に上下、奥行きに幅ができているので
意外と考えられた演出なんだ、と思った次第です。
「タンホイザ―」は逆に
色々と置かれているけど、動きが単調だったような気がしました。
ですから舞台セットは少ないですが
意外と観ていると省エネタイプですが、効果はあります、みたいな電気製品みた
いな魅力はあると思います。
そしてシラグーザ。彼が出演予定でなければ
もっと売れていなかったですね。そのくらい彼は目立っている。キャスティング
で成功したのですが、いろいろと今後の課題は集客においてはあるんでしょうね
え。
ホワイエも空いていたし、なにか人が全体的に少ないという印象ばかりが先に立
ちました。
この舞台を提供して、この客の入りではもう無理なのかもしれない。
また新しい演出の時にお客様は来るかな。確かに前の演出は弱いという印象があ
るし、もしやるなら最低5年以上あけないと、飢餓感がないのかもしれない。
何か感想ではないですね。