千住真理子さんリサイタル AT 紀尾井ホール

千住真理子さんリサイタル AT 紀尾井ホール
公式サイトはここ
http://www.marikosenju.com/ja/concert/
えーーと、一部が
千住さん以外の方。
ショスタコ
2つのヴァイオリンとピアノのための「5つの小品」から
 聞き始めたとたん、ピアノ、まずいでしょう、と思いました。さらには
3人とも、うまいんだろうけど6000円取っていいのか、とまずは思った。

次に
サラサーテ
2つのヴァイオリンのためのナヴァーラ
ここで私は勘違いをしまして、(目が悪いせいか、久しく千住さんを聴いていな
いせいか)「なんかずいぶんと音変わったし容姿も変わったよなあ」と思ってし
まった。

違いました。これもやはり、いい感じで弦はあたっているんですが6000円となる
とさすがに???
最後は
モーツァルトのクラリネット5重奏
名曲なので、やっと曲を追えたのですが
突き抜ける明るさがない。クラリネットはあの音でもよいと思いますが
普通、この曲を演奏する時はもっと主張すると思います。3から4楽章にかけて
アンサンブルも危なかった。と言うかこれモーツァルトの代表曲の一つですから
ね。
もっと自信を持って演奏してもらいたい
2部
ここから千住さんが登場
短い曲ばかりなので、今の彼女を評価はできないと思いますが
演奏会は一線のものに参加しているので
本日聞いた感想で十分なのでしょう。
無伴奏から抜粋
バッハの無伴奏は通して弾くと、「ここはどこ?私は誰?」状態になる場合が多
いので(実際そんな演奏会何回も経験しました)抜粋で一部だけならごまかしは
きくと思います。しかし良い演奏でした。
グノ―「アヴェ・マリア
前半のピアノ聞いた時の衝撃からすると、もうすんなり曲に入るのでピアノはう
まい方に代わっておりました。(藤井一興さん)
全然違う。この曲のピアノ部分は難しい曲ではないと思いますが、それでも違い
が十二分にわかる。ピアノが良かったですね。
ドビュッシー
「月の光」
この曲と次の「荒城の月」このあたりが一番良かった。いわゆるコンサートのピー
クがここにきておりました。千住さんまだ健在、という印象しかありません。と
てもよかった。
とにかくこの辺が良かったので、聞きに行って良かったと思えました。
「荒城の月」
すごい。城下町の城で湖に浮かぶ月とイメージしたとのことでしたが
宇宙の中の月でした。今度聞きに行くバルトークならぬミクロコスモスでした。
「赤とんぼ」
「浜辺の歌」
この辺は省略
チャルダッシュ
日本の歌が良かった分
千住さんの中の日本人を感じたわけで、この曲のジプシーの内面を千住さんは持
ち合わせていないな、と逆にすごくわかりやすかったです。
アンコール
「G線上のアリア」{もう一曲忘れました)
これは、バッハの2つのヴァイオリンのための協奏曲よろしく
千住さんが常にリードして
前半のメンバーがサポートのまわるみたいで、すごく良かったです。
ということで
短い曲ですがエッセンスが凝縮されたコンサートでした。