年始の風景:雑感

年始の風景:雑感
年末年始の風情がなくなったと言われてから久しい。
確かに全く感じなくなった。

門松もほぼない。筝が流れてくる場面もそうそうない。

確かに鏡割りや獅子舞は観た。しかしそれは出先でのホテルでの話である。

街中の人々の服装も
和服は減り、
お出かけ着も減っている。
日常化に傾向は一段と進んでいるようである。

カウントダウンイベントはたぶん増えているのかな?
今では年末にかけて、ハロウィーンから
カウントダウンという流れにありつつあるようだ。
共に同性の友人と過ごすイベントが盛り上がる傾向がある。

そんな中で私は感じたのは
ゆっくりとした時間を過ごせなくなった、ということ。

私は、毎年、伊勢神宮から
関西の方へ旅行していたものだ。
その時に関西の方は正月はのんびりしているなあ、と感じていた。
そんな関西でも
特に京都などは、10数年くらい前から
やはり正月の百貨店のオープンも早くなった感がある。
本当に元旦の雪まじりの京都なんて、昔は人が歩いてさえいなかった。

それはそれで静かな感じを楽しんでいた。

昨今、関東で過ごすと
正月らしささえ、感じなくなっている。
今年は
破魔矢を持っていた人さえもいなかったような気がしている。

そんな中、為替も変動がすごい。
日本もとうとう、正月休みを再検討する時期が来たようだ。
国民が意味を理解しない休みは必要ない。