20世紀バレエ団

20世紀バレエ団
基本的にこのバレエ団の存在が
私の中では大きいものだった。
今では本拠地をフランスに変えているが
なんというか
すごく若いバレエ団で
自分たちのスタイルを作るといった気概を感じたものでした。
この20世紀バレエ団という名前で来日していたころは
他にもいろいろなカンパニーも来日しており、
演劇も欧州を中心に来日公演があり
すごく変化に富んでいた時代だったと思います。
なんというか新基軸をつくるという意気込みとともに
脱古典の流れさえもあった。
今は私を含めて
バレエでは完全に古典に回帰している。
それは古典を踊る前に
新しいものに逃避したからテクニックが付いてこなくなったから。

その中で中心の
ベジャールがなくなったあと
バレエ団の方向性はどうなるのか
疑問でしたが
それでも
彼の遺作とともに
オリジナルを作り続けているジルロマン。
どうにか
BBLとして存在する位置を見つけ始めた感じがする。