オペラやバレエの公演、いやんや舞台芸術、のチケットは今後大丈夫なのか?

オペラやバレエの公演、いやんや舞台芸術、のチケットは今後大丈夫なのか?
オペラに関してはかなりの公演で感じますが
まず、埋まらないということ。
そして見に来る年齢層が高いということです。
あと、最近感じるのは
最近になって観に行くということを始めた客層というのがかなりの部分いるということです。
これは新規顧客開拓ということで良いことなんでしょう。
では従来の客はというと
かなりシビアに公演の重要度を計算しているように感じます。
バレエに関しても
国際大会で日本人が活躍するのと反比例しているかのごとく
減っている。
まあ実際にバレエを習っている層というのは
そちらの方でお金がかかるので観に来れないというのが実情でしょう。
それはよいことだと思います。
実際主催者が
バレエ教室関係にチケットを斡旋したと思われる公演では
休憩時間に大きなおにぎり(それも玄米で作った)のを食べていたりします。
そうバレエはハードだから、大食いですよ。
バレエに関しては
国内のKバレエは順調に客足が良いように思いますが
その他はやはりかなり減ったなあというのが本音です。
あっ、パリオペラ座バレエに関しては
意外と最近健闘していると思う。なんでか?理由はわかりません。以前空いていたときの方がダンサーは揃っていたのですが
今の方が混んでいる。
危ないのは旧ソビエト系のロシアのバレエ団とABT.
ABTはピークが二つあって
バリシニコフの時代と、ステーフィルやコレーラ、カレーニョたちがいた時代です。この時だけ
突出して人気があった。当然ジュリーケントはこの2つの時代の橋渡ししております。
ロシアのバレエ団は15年くらい前から
何か客席の雰囲気は変わったんですね。
実際、私もケーキの先生と、ケーキを作って差し入れなんかしていたの最後は17年位前かな。
今思うと、その時にサインでもしてもらえばよかったかな って思いますけどね。


とにかく舞台芸術、
周りを見渡すと、日本の古典芸術も、特に文楽能楽あたりと舞踊が危ないみたいですね、
これらは今までお金を払ってきた世代から次の世代へ橋渡しができていないと思います。

本当に、本日発売の世界バレエフェスティバル、このチケットが
簡単に買えることはなかった。それで諦めておりましたが、最近買えるんですよね。
実際一般販売の時に手元にチケットがあるというの滅多にないことです。

なんというか、世界で活躍している人はギャラが高いのですからチケット代も高い。
だからこそ、良い舞台が生まれると思うんです。
実際は今の日本国内勢のオペラやバレエもすごくレベルが高い。
それは新国立劇場でもわかります。それでよいという人が増えているのもそれはそれで
良いことです。しかし、客足が向かないということは次がなくなるということでもあるんですよ。

最後によく考えると
上記で上げた舞台もの、すべて事前に予習が必要なものばかりですね。
言葉悪いけど勉強がらみでは今のお客様は窮屈なのかもしれない。
文楽能楽など予習というか決め事知らないとわからないところあるからなあ。
オペラやバレエも基本がわからないと見ていてつまらないかもしれない。
時代の要請はわかりやすい歌詞に雰囲気で十分なのか?