フィガロの結婚 AT 新国立劇場

フィガロの結婚 AT 新国立劇場
公式サイトはここ
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/131020_001601.html
初日とほぼ同じ感想。
日本人も適度に混ざって、アベレージ以上にこじんまりとまとまって
まとまりがよく、オペラの入門みたいな位置づけに
今後、新国立劇場の演目はなっていくような気がします。
それで十分。
国立ですからね。
このまとまりというかチームワークは
今回の「フィガロ」にはすごく感じました。
それが伝わってくるというのは好感が持てます。
やはりいかに優秀なソリストでも
これみよがしに歌われると
白けるもんです。
またオーケストラに関しての音は
指揮者がうまく引き出そうとしている様子が見えていれば合格というものではな
いでしょうか?
昨日
高校生の芸術鑑賞会だったらしいのですが
彼女たちは素直な感想でした。
寝ていただろ?という言いあいもありましたが
2幕の最後、壁が崩れていく様
それに音が重なってすごく感動をしたというような話を休憩時間、耳にしました。
それで良いのです。なにかのきっかけでまた見てみようかと思わせれれば
公演した価値があるというものです。
私自身は今回の「フィガロ」はすごく好きです。先ほども書きましたが
出ているメンバーがなんか仲がよいのです。それも演技なのかもしれませんが
すごく好感が持てる。それがアットホームな感じでこのオペラの性格とともに楽
しい気分にしてくれるのです。
最後に
会場の客の入りは
悪い。
いま新国立劇場はある程度のビックネームか、初日の評判、ないしは新演出でな
ければ触手が動かないところになりつつあるような気がします。
客層もこの数年で変わりました。
そのうち
また3大テノールのような人材が出てくることを祈りつつ
今回の感想とします。最後は関係ないのですが「フィガロ」のこの演出は確実に
飽きられているということですね。それでないと
ビックネームを使わない限り人は来ない。そんな意味です。ザルツブルグではあ
るまいし。