新国立劇場「アイーダ」祝20周年

新国立劇場アイーダ」祝20周年
公式サイトはここ
http://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/9_009642.html

最近めっきり出かけることがなくなった
新国立劇場です。しかし
この演目は、今では他で見ることができなくなった
規模の公演ですので一応、押さえておきたいと思いました。
しかし感動した記憶は実はないんですけどね。

相変わらず出だしのオーケストラの音がこもっていると思いました.

 そして合唱が高揚感を出していて、「 そういえば 合唱隊がしっかりしてる」ということも思い出しました。
  そして私が新国立劇場に到着した時に 休憩していたのは 合唱隊の人間 、ないしはエキストラの人間 だということも分かりました。
 さらに しっかりした発声 の人間は ほぼ日本人キャスト だということも分かりました。
 またバレエ団は 東京シティバレエ団 で 自前のバレエ団ではない ということも休憩時間に分かりました。
 以上のことは今まで何回も何回も書いてきたことばかりです。
 たまに来ただけでも気がつく感想は同じことなんです。
先ほど、新規に建物が立っていると気が付いたように間が空いているとその前に何が立っていたかも思い出す。

 あと今回すごく感じたのは ヴェルディワーグナーに 嫉妬していたというのが、
 すごくわかるような気がしました。
 まあ音の厚みですね。
 あと他には書くべきことは何もないんです。
 ということで今まで書いてきたことをまとめて書いただけで 、何の感想にもなっていない。
 そのことを再認識しただけでした。
ただ、
アムネリス役 アイーダ役 の二人が出てくる第二幕は少しも見応えがありました。
しかし凱旋行進曲 はもう少し盛り上がっても良いような気がした。
 あれだけの人海戦術なので もっともっと盛り上がるはずなんですが
 少しで盛り上がりが足りないんだよね。
 オーケストラに ドライブ感がないんだ 。そこそこ舞台の上からも 金管楽器が なるんで音の 立体感は出る。
 しかしドライブ感がない。
あとどうでもいいことだが 象さんがいなくなった ぞうさんがいなくなった。
 バレエの振り付けはどうでもいいもんだ
見応えがあるかと言うと全くない あってもなくても結局は同じようなもんなんで 少し派手になったかなという程度
今回はアムネリス役 と アイーダ 役 の絡みが良かっただけでもまともにかな。
だが
ここからがすごかった。
第3幕のアイーダは完ぺきに近いし
4幕に至っては感動さえしました。この3幕4幕が良いと
こんなに「アイーダ」というオペラは締まるのか、と思うほどに良い。
もともとヴェルディはこのようなストーリーが得意ですからね。
そんなわけで「終わりよければすべてよし」オケもこの辺はすごく良かったと思う。
人間関係の機微についての音を出すのがうまかったという印象です。
ほぼ完売チケットなので、何を書いてもしれません。
4幕の愛の歌の時間は余韻がありましたねえ。良かった。