中島みゆき「夜会工場2」AT オーチャードホール

中島みゆき「夜会工場2」AT オーチャードホール
公式サイトはここ
http://miyuki-yakai.jp/index.asp
 とにかくオーチャードホールで開演前3時間並んだ。わかる人にはわかる理由で。
これは寒かったなあ。
しかしみんな頑張ってましたよ。

さてと感想。
「ごちゃごちゃ」(みゆきさんが帰ったら、家族にそう伝えて、というので、そう書きました)。
実際は
「夜会」をやりたい表現の場、としてとらえているので、
そのエッセンスは彼女なりに
人間観察の中で、こういう関係では人間はどう行動するのか、人間関係はどう変わるのか、という
テーマとして集められている。
そんな意味ではコンサートとそんなに変わらないな、というイメージはありました。
ごちゃごちゃ、というのは各曲、ストーリーの中で展開されるので
その抽出を提示されても前後関係はわからないよね、ということですね。
実際休憩時間、
「全部、夜会見ているわけではないから、わからな曲も多いな」という意見を聞きました。
いやいや
「夜会」をすべて見ている人のためではなく
夜会を見ることができなかった人や、最近彼女に興味を持った人に対して
少し、わかりやすくMCも取り混ぜながら、説明的なトーンを持っているとも言えます。

しかし、歌詞を聞いていると、
夜会ということを意識しないでも
十分、いろいろな人間関係の機微について歌っているし、演技も入り、補助も入るので
わかりやすいでしょう。
ただ、私とすると
この演技が少し、素人ぽくて、途中で、これなら普通の演劇の舞台の方が迫力があるなあ、という気持ちに傾いたことは事実です。
その時、しかしこの「夜会工場2」は楽曲すべてが一人の人のオリジナルなんだ、それができる舞台なんて少ないんだよな、と
いう声も自分の頭の中で聞こえてました。

進行とか、各楽曲についてのコメントはいらないと思います。

それよりも、彼女はまだまだやる気で
「夜会」も新作はありそうだし、「夜会工場」もまだやりそうだし、
コンサートもやりそうなことを言うのです。
「えっ、年齢的に大丈夫かな?」と私などは思ってしまったのですが
舞台全体での存在感、声はまだいけそうな雰囲気がありました。
そういえば
本日、カメラ入っておりましたから、明日とともに
映画になるのかもしれない。

まあ、彼女は楽曲が多すぎるので
これから、どんな集大成を見せてくれるのか楽しみです。
そんな期待感満載の公演でした。楽しかった。
今回の「夜会工場」を批判する人は友達になれないね。

最後に、2階から上のバルコニーは上手側が良い。
1階は下手側が良いです。なぜかいつも
目の前に彼女がいてくれた。上手の人がかわいそうなくらい