ボリショイ:パリの炎 クリサノワ、ウラド AT 文化会館 

ボリショイ:パリの炎 クリサノワ、ウラド AT 文化会館 
公式サイトはここ
https://www.japanarts.co.jp/bolshoi_b2017/paris.html
うーん、シュライネルとソアレスがいいねえ。

あと、ネッリ、イブライモア、ジカンシナ、コワリョーワなど
相変わらず良い。この辺が今回の来日公演
かなりハードなローテーションを組んでいるので、自然と良い舞台になる。

あと、オケは
期待したほど爆音ではなかった。まあ後半の音はさすがですが
こればかりはお国柄です。というか金管が少ないんですよね。
だから仕方ない。
これでは「ジゼル」の時のほうが期待していなかっただけに
驚いた感じがする。あんな「ジゼル」のオケの演奏もう聞くことができないでしょうねえ。
まあ、いつの時も
期待と現実は違うもの。
しかし悪いわけではなく、音を抑えてきれいに奏でていました。
第2幕の盛り上がりは大したものでしたが、踊りとともに
最高潮でしたねえ。

アデリーヌのアナは、確かに今回、アナもフル回転していたけど、
さすがにもう少し、ほかにいると思うよ。
あれは
歴代、美形が踊っていたからねえ。まあ見た目の評価です。
あとはクリサノワは、今回の陰のエースというか団長的存在でしたね。
本当に
すべてにおいて決まっておりました。

観客も
日本初演ということでバレエ関係者も多数見かけました。

それと、若手のすべての盛り上がりとともに最高の舞台となりました。
ブラヴォー。
これがボリショイという感じの終わり方でした。
ウラドは
なんというか貫禄もあり、気遣いのできるダンサーになったなあ、と思います。
そしてクリサノワ
微塵も崩れない踊りはさすが。
何回も言いますが今回の団長でしょう。
楽しさの中、この公演も明日残すところあと一回。
楽しみましょう。
何にもなく「楽しい」「これが踊り」というフレーズのみ残る
良い舞台でした。
本当に良かった。