ジャパンアーツ40周年記念コンサート

ジャパンアーツ40周年記念コンサート
公式サイトはここ
https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=440

オールジャパン、各分野からかなりのメンバーが揃ったコンサートになっております。
このコンサートのチケットが一般販売初日まで
スペシャルなS席も残っていたなんて考えられません。
まあ、感想を。

結果的には
「義務的な仕事」だったかな、と言うのが本音。

個別
バルトークルーマニア民俗舞曲
これは
大谷さんのバイオリン昔ながらのタッチで
第2部の
松田さんと比較するとよくわかる。


フォーレ:夢のあとに
サン=サーンス:白鳥

この二人は心に響きました。

途中、各演奏者の、今までで一番印象に残ったコンサートとは?と言う質問があったのですが
まさに流れを切っていたが
この演奏は良かった。

シューベルト即興曲D935より第1番ヘ短調
そこそこ、無難な演奏と言う印象しかない

光永浩一郎:サムライ(舘野泉に捧ぐ)
山田耕筰(梶谷修編曲):赤とんぼ
これはとてつもなく良かった。光永さんというのか、この方の曲は
素晴らしい。


グラナドス:歌劇「ゴイエスカス」より“嘆き またはマハと夜鳴きうぐいす”
プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」より“かわいい坊や”
これは、前者が「ルサルカ」の「月に寄せる歌」に変更。
新国立劇場の「ルサルカ」を思い出す。あれは良かったなあ。
松本さんの声はサントリーホールの奥まで響き渡ってましたが、特殊な
発声なのかなあ?と思いながら不思議なんだけど、と感じておりました。

第2部
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調「バラード」Op.27-3
松田さんの演奏は、今時のバイオリンのさくっとした音で
エッジが切れている感じ。良かった。

ヴェルディ:歌劇「椿姫」より“乾杯の歌”
何も言うことはないかな。会場はすごく盛り上がっていた。

メンデルスゾーンピアノ三重奏曲第1番より第2楽章
これも期待したのだが、大したことなかった。
あとで
会場に特別の抽選があり
「マリインスキーオペラ」「オールスターバレエガラ」「バイエルン」と抽選で当たったのですが
そのくじを引いたのは彼女たち。
その時に
遠藤さんだと思うが
「オールスタバレエガラ」でニーナの「瀕死」を演奏すると言ったので
そうなんだ?と思った。
あのメンバーで「瀕死」を踊るのがニーナなのかな?と思いますけどね。


プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」より“告別の四重唱”
森さん、ミミを演じてます。あの昔の
トリノオペラであの楽しそうにムゼッタのワルツを歌っていた森さんがミミかあ、と思っていたのですが
思いのほかよかったです。

横山幸雄カルメンの誘惑と幻想(5台ピアノ)
横山さんがうまくまとめたとしか言えないかな。
カルメンと言うオペラの魅力を改めて突き付けられたような気がする。

以上

私はかなり誘って出かけたのですが
評判は
上村さん、舘野さん、が良かったという程度。
みんな昼間に食べたランチの方が良かったという意見でまとまってしまった。汗


私個人的には
上で書いた個別以外には
初心者にはわかりやすいコンサートだったと思った。
各個人のすごさをもっと
映像か何かで自己紹介的に示せば
いかにすごいメンバーなのか分かったと思う。そこは残念。