世界バレエフェス「ガラ」 AT 東京文化会館
公式サイトはここ
http://www.nbs.or.jp/stages/2015/wbf/gala.html
演目サイトはここ
http://www.nbs.or.jp/blog/news/contents/topmenu/14-733.html
■第1部■ 14:00~14:45
「ドリーブ組曲」
振付:ジョゼ・マルティネス/音楽:レオ・ドリーブ
リュドミラ・コノヴァロワ マチアス・エイマン
きれいな音楽からスタート。ジョセの演目持ってくるのは当り前か。
しかし相手のコノヴァロワよく頑張ったなあという印象です。エイマンはいい感じで
スターの道へ進んでいる感じです。
「三人姉妹」
振付:ケネス・マクミラン/音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
サラ・ラム ワディム・ムンタギロフ
この振り付け初めてで、3人姉妹が、「ブロンデ姉妹」なのかわかりません。
ピアノの曲は何か同じように感じますが
マクミランの個性は、あまり派手ではないという感じで感じられた。変な言い方だな
「雨」
振付:アナベル・ロペス・オチョア/音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
ヤーナ・サレンコ ダニール・シムキン
テープですが、かっこ良かった。新しい振付を見せてくれたのもうれしかった。
少し未来志向の衣装もなかなかです。サレンコは大活躍ですよ
「椿姫」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
マリア・アイシュヴァルト アレクサンドル・リアブコ
また「椿姫」です。しかも彼らは観るときはいつも「椿姫」という印象の二人ですが
途中から組んで演目変更ですけど、いい感じでした。外さないという安心感はある。
二人ともファニーガラ大活躍です。
<休憩15分>
■第2部■ 15:00~15:50
「ヌアージュ」
振付:イリ・キリアン /音楽:クロード・ドビュッシー
ディアナ・ヴィシニョワ マルセロ・ゴメス
個人的にはメインの演目の一つ。やっと今回、この二人の演目を観ることができた。
今いい感じで世界のトップを走っている感じのペアです。
「カルメン組曲」
振付:アルベルト・アロンソ/音楽:ジョルジュ・ビゼー/ロディオン・シチェドリン
ヴィエングセイ・ヴァルデス ダニーラ・コルスンツェフ
2人のみでかなり編集して演じておりました。
ちょうど「ヴィシのガラ」で
直前の二人が「ヴィシ、ゴメス、コールプ」で演じていたのに、続く演目でやるということは
粋な計らいか。
ここでのダニーラのソロもよかったですが、ファニーガラで大活躍です。
「ル・パルク」
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ /音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
イザベル・ゲラン マニュエル・ルグリ
マラーホフの演目と同じモーツァルト。
まあ、今回外さない、きりりとしたスパイス感が満点な二人です。この演目もよかったよ。
ルグリかなりゲランをひっぱっておりました。いや投げていたのか。
「さすらう若者の歌」
振付:モーリス・ベジャール/音楽:グスタフ・マーラー
オスカー・シャコン フリーデマン・フォーゲル
フォーゲルいい感じで踊っておりました。オスカーシャコンはうまく合わせていた。
ベジャールの振り付けは本当に感じるけど、「若さ」がある。
この辺で東京バレエ団使うと思っておりました。
<休憩15分>
■第3部■ 16:05~17:05
「ウロボロス」
振付:大石裕香 /音楽:ヤン・ティルセン、ヨハン・パウル・フォン・ヴェストホフ、アレックス・バラナウスキー
シルヴィア・アッツォーニ アレクサンドル・リアブコ
最後のカーテンコールに振り付けの大石さん出てきました。
まあ今の日本のバレエのレベルを知るには十分な演目かと思う。
「白鳥の湖」より "黒鳥のパ・ド・ドゥ"
振付:マリウス・プティパ /音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
マリーヤ・アレクサンドロワ ウラディスラフ・ラントラートフ
前回のボリショイの来日公演ではたしか、びわ湖のみで実現した「白鳥」。今回は
一番気合が入っていたと思う。マーシャもよかったし、ウラドも頑張っていたよ。
カーテンコールでのポーズ決まっていたなあ。
またガラモードの「白鳥」でした。素晴らしい。お互いの出番の前にちゃんと余韻を作っている。
ボリショイのプリンシパルらしいカーテンコールには感動しました。
「ハムレット」
振付:ジョン・ノイマイヤー /音楽:マイケル・ティペット
アンナ・ラウデール エドウィン・レヴァツォフ
すごく、朝の感じがして、さわやかさが充満していたのですが
演目「ハムレット」だったんですねえ。そういえば
朝、女の方が気持ち良さそうでしたが
通勤途中の男がやたら引っかかっていた感じがしたのはそういう意味なのか。
「シェエラザード」
振付:ミハイル・フォーキン/音楽:ニコライ・リムスキー=コルサコフ
上野水香 イーゴリ・ゼレンスキー
いま、上野さんだいぶ良くなりました。しかし、A,Bプロ出ていないのが少し気になる。
音楽が生なので迫力あったよ。
「ヴォヤージュ」
振付:レナート・ツァネラ /音楽:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
ウラジーミル・マラーホフ
これって「マラーホフの贈りもの」でもやったよね?まあ仕方なし。
カーテンコールの時トイレに立つ人多数。
それが結論。
<休憩15分>
■第4部■ 17:15~18:00
「ジゼル」
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー /音楽:アドルフ・アダン
アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー
このジゼルは素晴らしかった。コジョカルはいま、世界のトップの一人です。確実に。
コボーも、復活した感じがする。素晴らしかった。ここから最後まで感動の嵐です。
「タンゴ」
振付:ニコライ・アンドロソフ /音楽:アストル・ピアソラ
ウリヤーナ・ロパートキナ
これは最高。会場の反応も最高。こんなにかっこよいバレエは観たことがない。こんなロパは見たことがない。
それだけで十分。最高の収穫でした。
「椿姫」より 第3幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジョン・ノイマイヤー/音楽:フレデリック・ショパン
オレリー・デュポン/エルヴェ・モロー
パリオペラ座で実現しなかったペアが東京で実現したなんて、という感じで見ておりました。
すごくうれしかったよ。もうここも前のペアの勢いもあり、最高潮。
「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ/音楽:レオン・ミンクス
ヤーナ・サレンコ スティーヴン・マックレー
ガラで「ドン・キホーテ」まか任されるという意味マックレーが十分にわかっていると思い
期待しておりましたが、期待通りの内容です。サレンコも
ある意味常識的な基本を見せるという感じ、すごくオーソドックスな中にも
ガラの大トリの内容は十分にあったと思います。
ここで、例のアナウンスが入り、
東京フィル退場。
そしてファニーガラへ。
ファニーガラ:「カルメン組曲」:ヴィシ
「瀕死の白鳥」:ダニーラとレヴァツォフ、オブジャニコフ。
「お嬢さんとならずもの」(たぶん)コジョカルとウラド。しかしコジョカル、カーテンコールジゼルの服装で出てきたんだよね。間違いかな。
「8人の白鳥」「4人の白鳥2ペア」:ピカチュウ(シムキン)エイマン、グネーオ、レヴォツォフ、ダニーラ
リアブコ、ウラド、あとはわからない。
「こうもり」:マラーホフ、ヴィシ、アイシュバルト
「眠り」:ゴメス、サレンコ、たぶんアッツォーニ。
たぶんネットで詳しい情報流れるでしょう。
私個人的には
ロパとダニーラのペアの「瀕死の白鳥」を観ることができて
満足です。そしてロパの「タンゴ」最高。
ファニーガラ最高でした。
今回は、少しわかりやすかった。
恒例の手ぬぐいは今回もゲットできました。
さてと
今回は
「アンドレア・ロスト」ソプラノコンサートから
「ロシアバレエ・グランガラ」
「世界バレエフェスAプロ」
「世界バレエフェスBプロ」
「ガラ」と
5週連続での予定でしたので事前に気合を入れておりましたが
どうにか良いコンディションで見ることができました。とても良い
夏のコンサートでした。
ここまでくると
アンドレア・ロストの「スザンナ」の舞台裏話なんて懐かしいものです。
アンコール「ジャンニ・スキッキ」でしたからねえ。すでに懐かしい思い出になってしまっている。
次はロイヤルオペラですね。