藤原歌劇団「ラ・ボエーム」AT オーチャード

藤原歌劇団ラ・ボエーム」AT オーチャード
公式サイトはここ
http://www.jof.or.jp/2014boheme/
オーチャードのサイトはここ
http://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/14_fujiwara.html
いやーー良かったです。
フリットリの「ラ・ボエームのミミ」はトリノオペラのそれ
以来ですが、良さがよみがえってきました。
最後の亡くなるシーンなんて
舞台上が完璧に
1つの絵画になっておりました。
名づけるならば「ミミの永遠の愛」でしょうか。とても
きれいだった。
2幕の
「ムゼッタのワルツ」のところの花道の利用とか
酒屋の上に登れるところなど(坂になっていて、その坂の上が酒屋の2階のようになっている)見ていて
奥行きと
客席近くといろいろと空間を駆使して広々と感じました。
このシーンなんて
子供たちの合唱も、はつらつとしていて最高の場面でした。
花道から登場して花道に去っていくムゼッタは最高ですね。キャラに合っておりますね。思わず笑ってしまいました。
しかし最高の良さは
やはり冒頭に言った4幕。
ここに尽きる。
そしてこのシーンまで
このオペラのの舞台上の動きと音をシンクロさせていた
指揮者沼尻さん、最高でした。たぶん、沼尻さんの指揮のオペラは1度見たかどうかだと思いますが
ソリストの声がオーケストラを超えなかったことは一度くらいで、ほとんど
ソリストにまで繊細なる注意を払い、オーケストラを鳴らしていたことはすごく良くわかりました。
最高の指揮だったと思います。
以上
短かったのですが
演出、出演者、指揮者、オーケストラすべての波長が合ったとても良い、「ラ・ボエーム」になったと思います。
珍しいことだ。
安かった。コストパーフォーマンス最高。
一度
公演の後の
「パーティー」出てみたくなった。