ラグビー:準決勝の感想

ラグビー:準決勝の感想
昨日の方が日本人が少なかったです。というよりも
大画面ではかなり日本人が映るんですが
私の周りは、8割以上いや9割以上外国人でした。
ウェールズ南アフリカほぼ均衡。
隣に座っていたでかい兄ちゃんは南アフリカの人で
かなり詳しく語っていたものです。
試合に関しては
点数以上に南アフリカが優位に進めていたように感じますので
そのまま決勝戦も行ってしまうかもしれないとは思います。
ただ準決勝でミスが少なかったのはイングランドのみで
ほかの3チームはミスが多かった。
プール戦という予選では、
ウェールズのみ接戦が多かった以外は
強いところしか感じなかった試合が多かったので
準決勝あたりから、プレッシャーがかかっているんだなあ、というのを感じた。

あと、今回すごく感じたのは
ラグビーは黒人、太平洋の島々の方々を含め
有色人種の突破力が半端ないということ。彼らは新しいラグビーを切り開いたんだ、と思いました。
自分は
欧州の6か国対抗ばかりしか見ていなかったのと、
学生時代、学生ラグビーを見ていたので
明治大学の北島御大のいうたてへの突破力が最短距離だというのがすごく好きで
それゆえ欧州のチームばかり応援していたんですが
昨日で考えはすべて変わった。
イングランドもキーになるのは黒人です。彼らのタフネス、切れの良さは白人のラグビーを変えた。
こう断言できると思う。
そう認めざるを得ないものを感じました。
こんなことは当たり前なんでしょうが
アイルランドとかウェールズの戦い方が好きでしたねえ。しかし今実際に試合を見て
南半球のラグビーの時代なんだ、とはっきりと思った。ないしはナショナルチームに有色人種を入れないといけない事態
になっていると。

さらに日本チームのバランスの良さも改めて実感した次第。このチームは面白いラグビーをやっていたなあ、と思う。
だからこれだけの人気が出たんだと思う。
今度はこれを体験して自分たちでラグビーをやってみるのもいいかと思います。
15人というのはハードルが高いですが、さらに練習場、試合を組むことも難しいかもしれませんが
トライする価値はあると思います。

最後に会場で感じたのはどうでもいいネタですが
本当にビールが売れているということ。あと売り子を呼ぶとき、女の子を選んだりしないということ。
ベイスターズハマスタなんかではよく売る女の子はかわいかったりしますが、
外国人の中では誤差なんでしょうかね、女のことよりも、しがない中年の男の人が一番売っていた。
たぶん、ハマスタでは1缶も売れないだろうな、と思う人が一番。それは簡単な話、飲みたいタイミングで
私の周りの人の注文を受けたこと。また注いでいると止まっているから次々と注文が入り、来てすぐにすべて売り切っていました。
はい、試合見るのに邪魔でしたけどね。
あと支払いに外国人がすんなり日本円の計算ができてスムーズにお金を出していたこと。
今、私は支払いに現金はほとんど使いません。でも彼らは現金できちんとスムーズに払っていた。

あとは開始前にサザンの「希望の轍」も流れていたこと。はじめ聞いていた時、だれが歌っているんだ、と思っていたが
若い時の桑田さんなんですよ。そういえばかなり前の曲だもんな、と思ったものでした。声も若かった。
最近サザンはライブとライブDVDしか見ないので声も今の感じでしか意識しなかったから新鮮でした。

最後に休憩時間だったかな、
「スィートキャロライン」を会場のみんなで合唱したのは楽しかった。あの曲ってラグビーと関係しているのかわかりませんが
私はプレスリーのコンサートのレポートリーとして認識していたので楽しかったものです。

あと、ハードなスポーツを観に行くということで往復
東神奈川から歩いたんですが
日産スタジアムって近いんですねえ。
私の中での雰囲気、渋谷からサントリーホールくらいの感じでした。

決勝も3位決定戦もどんな試合になるかわかりませんが、はっきりわからないんですよ、どうなるか、
行かれる方は楽しんできてください。

そういえば北欧のラグビーチームのユニフォームを着た人たちに帰り際、ウェールズのファンが話しかけていたシーンなんか
いい風景だなあ、と思いました。