カルメン「リハーサル」 :神奈川県民ホール

カルメン「リハーサル」 :神奈川県民ホール
公式サイトはここ
https://www.kanagawa-kenminhall.com/aichi-sapporo-carmen/

 まあ公式サイトにもあるように、
ショービジネスモデルでのカルメンという女性、また、ホセという男性、たちの
波乱万丈な物語という感じになってます。
出だしは、
静かに舞台上に数人のダンサーが出てきております。しかしここで
オケは鳴らない。ですから、会場の雰囲気次第ではおしゃべりもまだありの雰囲気はあるでしょう。

そこから、
キャバレーぽいところ、ミュージカル
見世物小屋、映画と転々とするオペラとなっております。
実は字幕は見ておりません。
普段から見ないので、字幕にどのような表現がされているかはわからないです。
両サイドが日本語字幕で舞台の上側に英語の字幕が出ます。

あとは振付と踊りに
ダンサーがいるので、このダンサーが合唱隊を引っ張って踊れる合唱にはなっておりました。
今どきの合唱隊はビジュアルも求められるし、
演技も踊りも求められる。
新国立劇場の「ピータ・グライムズ」なんて合唱隊の力によるところが大きいですからねえ。

時代は、合唱隊にもかなりの負担を求めて舞台全体でよいものを作るという発想になっている。

この舞台もそう。

まあ、こんなところでしょう。
歌は、主役はまだまだ。私からすると躍らせる分、歌に集中できないかなと思う。
与那城さんは調子が悪いのかな。
ほかのサイドのメンバーは特に男性は良かった。

オーケストラは神奈川フィルはめったに聞かないのですが
そこそこいい音を出してました。
これは変な先入観念を持っている人はそれを消して聞いた方が良いと思う。

まあ第4幕は人それぞれに意見が分かれると思う。気になるなら見たほうが良いという程度。

何せカルメンは演出で決まらない、カルメン自身、メゾソプラノで決まると思っておりますから。