佐藤千亜妃&ビッケブランカ BY ZOFF 

佐藤千亜妃&ビッケブランカ BY ZOFF 
公式サイトはここ
https://www.zoff.co.jp/shop/contents/zoffrock2019.aspx

 まあ、楽しいイベントでした。
時間の制限があるみたいで、(会場は22時までで料金設定されているのでかな?)
押して、少し音楽がアンコールとかなかったのが残念でしたが
いろいろな抽選とか、ワンドリンク付きとか
至れり尽くせりで
すごく雰囲気作りは良かったです。

ZOFFはどこに向かっているのだろう?とも思わせるイベントでした。
確かに顔は
その人の第一印象を決めます。さらにそこに
ファッションという概念を入れるなら、カラーコンタクトとかアイウェアはかなりの比重があると思う。

この方向で、どんどんファッション性を押し出していくのでしょうか?その延長で
生活の一部として音楽も提案するという感じでよろしいのではないでしょうかねえ。

感想としては
前半担当の佐藤千亜妃さん。

すごく至近距離でしたので
意外と小柄だなあ、というのが第一印象。
あとバンドのメンバーの演奏がしっかりしているというのが
すごい収穫でした。
あのドラマ-はうまいなあ。ベースもしっかりと合わせていたし、
ギターに至ってはもともとアイウェアをかけている人かわかりませんが
すごく決まっておりました。
ギターの音色もたまにディストーションを効かせて、
椎名林檎の、あの徹夜明けのあと外に出たら太陽がまぶしくて、とかいう歌の雰囲気も
(すいません題名が出ません、ほぼデビュー曲)あって
バンドの音はうるさくはしないけど、抑え気味でもすごくやりたいことがわかる、
うまい演奏でした。あれはうまくないとできないんだよなあ、と思う。
佐藤千亜妃さんは
独特の世界観があった。これを作り切って余裕をもってライブができるようになると
また伸びていくと思います。
私の興味はこのバンドメンバーと長いつきあいなのか、この夏のメンバーなのかということです。
彼らはうまかったからねえ。
ただ、観客は
あとから出てくるビッケブランカ寄りの人が多いのを察知していて、
「ライブのノリの部分は後半に任せて、、、、」みたいな発言もあった。
このようにすこしアウェイ感がある中での舞台だったことは否めません。

セットリスト
1.Prologue
2.太陽に背いて
3.Summer Gate
4.Lovin' You
5.猫とアレルギー
6.大キライ
7.キスをする


「Lovin' You」 から きのこ帝国の 「猫とアレルギー」 すごい絶叫もある 「大キライ」
の流れは良かった。


後半
ビッケブランカ
ミキサーがPAのバランスをとり切っていないので音が割れるのはかわいそうでした。
ただこの会場のPAは低音がどんどん来るので、迫力は満点。

雰囲気を持っていくのはうまくなっていると思う。
そして矢継ぎ早な音楽で
盛り上げていくさまは圧巻でした。
まず
セットリスト

1.Ca Va?
2.ファビュラス
3.ウララ
4.夏の夢
5.まっしろ
6.Slave of Love
7.Black Rover
8.Ca Va?

今年は「Ca Va?」ツアーなので、問題ないセットリストです。
一緒に行ったものも、このワードに敏感に反応して、
帰り道でも
Ca Va?とか使ってました。

まあ、彼らはこの後の1年でどんな楽曲を作れるかです。
そこで伸びていくのかどうかが決まります。
大物になってきたミュージシャンはこのタイミングで
また惹きつける楽曲を出してきているのです。ですから
この1年が勝負でしょう。
ライブの雰囲気は
昔で言う「米米CLUB」みたいに楽しませる感じですが、あそこまでサービス精神はないね。
そして、もっと煽って行かないと
2時間3時間のライブでは中だるみするなあというのが感想です。
私とすると3時間飽きさせないバンドになってもらいたいです。
ということは
Ca Va?
なんて15分間バージョンとかあってもいいのでしょう。
そういえば
ビッケブランカさんは
まさに今上映されている
ロケットマン
公式サイトはここ
https://rocketman.jp/
のエルトンジョンにもインスパイアされたと聞いた記憶があったが(これ違ったらすみません)
エルトンジョンのThe Whoの「Tommy」という映画での(ケンラッセル監督で公開当時は
観に行きましたが、客席ガラガラでした)
ピンボールの魔術師」、あの感じの曲をやってもらいたい。あの曲はいいなあ。

感想に戻って
こんな感じで
ライブ中、いろいろなバンドを頭によみがえらせながら
彼らのノリの良い音楽を楽しんでました。

バンドのメンバーも
観客をノセるテクニックもあり、一体感はあった。
というよりも
観客のかなりの部分がビッケブランカ目的でしたからねえ。
少し偏った感がありました。

先月のJWAVEのライブなんかでは
オープニングアクトであって
いわゆる若手先発隊だったのでその分、キレキレの演奏でしたが
今回は落ち着いていました。自分たちのやりたい事が出来る、ということもあるんでしょう。

こんな感じで
楽しいバンド対決でした。

それと上野公園という地名から(地名で上野公園というところに住んでいる人いるんですねえ)
根岸を散策したのですが
東京芸大っていい場所にやはりあるなあ、と思った。あそこでの学生生活って面白いだろうな、と思いました。

こんなにいい機会を作ってくれて
ZOFFさん、ありがとう