「個人情報の不可解な扱い方」週刊文春5・30号
ページで言うと100ページに
「土屋賢二」先生の「ツチヤの口車」のなかで個人情報について書かれている記事を読みました。
個人情報を守るために
どんどん非特定化が進むという現代にあって
完全に仮面化という事態が進行するのか?ということに関して
目立ちたがる、という人間の欲求において
完全非特定化ができないというような趣旨の内容が書かれている。
一例としてSNSの存在。
さらにそのSNSを利用して
自分の行動を宣伝するという行為が
ある限り非特定化はできない
しかし、そのような行為は自発的に行われるのであって
一つの紐づけされたプロファイルは
その行動主体である自分とは別物である。しかし
「プライバシーは偶然的性質を集めた類型だ」という。
ここから面白い帰結を書いていらっしゃるのだが
一読の価値は十分にあると思う。
かなり人間的な帰結ですよ