メータのバイエルン、それはニジンスキーからプティバへ

メータのバイエルン、それはニジンスキーからプティバへ
とにかく素晴らしかった。
感動で震える、とはこのことだ、と思う。
プティバというのはアンコールで「白鳥の湖」1幕のワルツを
春の祭典」の構成そのままに演奏してくれたこと。
ともに振り付けまで
頭にいまだに浮かぶ。
たしかに「春の祭典」は踊るには早かったと思う。
しかし、
バレエリュスで新振付師のニジンスキーが振り付けたこの曲のあとに
古典バレエの真骨頂の「白鳥の湖」を
持ってきてくれたことは
何を意味するだろうか?
前半にシューベルトを持ってきたことは何を意味するだろうか?

まず、メータが出てきたとき驚いたことからスタートしなければならない。
杖をついてよろけるように介助者をつけての登場。

もしかしてこれが最後かもしれないと思った。

フィレンツェ歌劇場の「トゥーランドット」や
BBLとの「奇跡の響宴」:マーラー3番
「第九交響曲」など
オペラやバレエで私は驚かされてきたが
本日またも驚かされて心底感動した。
本当の感動というのはこのことを言うのでしょう。
BBLの奇跡の響宴のあのカーテンコールの素晴らしさを超えると言っても過言ではないし
それを一緒に企画した
東京バレエ団の故佐々木忠次氏をもクラシックバレエ、それも全幕バレエは良いんだよな?
と話しかけている感じさえしました。

この一連の流れを体験できて
とてもとても幸せです。
これ感想になっていないと思うのでまたのちほど。

大変感動してまだ震えが来ます。
そして
今週、マリインスキーバレエに出かける私には最高のプレゼントでした。

王子の友人たちを踊るダンサーは将来の王子候補なんだよな、とか
村人たちもいるシーンって、観客ということじゃないのか?とか
止めどなくいろいろなことが頭の中に浮かんできました。
本当にありがとう。
素晴らしいコンサートでした。