「ローマ歌劇場」オールマチネ:NBSの記事から

ローマ歌劇場」オールマチネ:NBSの記事から
NBSのサイトはありますが、たぶんこの記事については書いていないと思う。
まあ、公演案内みたいなチラシが届いたので
観ていたんですが(今回は「ロイヤルオペラ」がメイン)
ローマ歌劇場は今のオペラバレエのニーズから、オールマチネという判断をした、みたいなことが書いてありました。

言っている意味は、たぶん年金層しか顧客足りえない、オペラ公演だということだと思います。
確かに、期待していないから、私も。たまたま購入した公演がマチネであって
他の日程まですべてマチネだと思ってもみなかった。
確かにすべて15時開演。
15時というのはたぶん、ランチもゆっくり食べて、来てください。
そんなに遅くなりませんから、ただ、その分帰宅ラッシュにはぶつかります。という感じか。

他のまともなオケの公演とか
いまだに平日19時が定着しているのであまりこの説明に説得力がないと思います。
逆にその層しか、集められないと踏んだんでしょう。でもどうやって、そんな予想が付くのか?

まず、初心者とかに言いくるめるのにはいい公演かもしれない。来日系で、映画にもなって(いや舞台を映画化したというだけだが)
演出家も一応、ある程度知っている人なら、そこそこわかるというもの。
公演演目も「椿姫」「マノンレスコー」とメジャー。
私も指揮者がムーティの時に行って、そこそこよかったので、また購入したという程度。大体、パパジェルモンの
ヌッチがいるから、という程度でした。まあキャスト変更が入りましたけど。


今回のチラシのメインのロイヤルオペラも「オテロ」と「ファウスト」。前々回かなあ、
結果的にキャスト変更しまくりの「マノン」のチケット販売が懐かしいくらい。今回はどうかなあ?と
観ていた次第。
一番気になった公演が、ムーティ、シカゴの「レクイエム」だからねえ。あれたぶん売れているから扱い小さい。

あと宇多田が外れた場合行く可能性がある、シュットガルドくらいでした。

何回も書いてますが、オペラは本当に会場を観てもかなり危機感が強く、そのまま、年を重ねるごとに会場の年齢層が
上がっている感は否めません。私が、藤原歌劇団に行くのをやめたのも
そういう人たちが、昔のまま、図々しい態度でいたからです。いつまでたっても昔の肩書が忘れられないような態度でした。

ただ、昔と比較して、若い世代はかなり値引きもしてもらって、すごく有利です。
これで集まらないならば、もう日本は無理なんでしょう。僕たちが若い時は定価で買ってました。
学割なんかなかったです。
学割で行ったとしたら
小澤さんが日本のオケをよく振っていた時、よく観に行ったのでその時くらいでしょうか。
今バレエでもめちゃくちゃ値引きしている。ただもとの定価が上がっているということは否めない。