日本:日本人が日本賛歌

日本:日本人が日本賛歌
どうも最近「おもてなし」でも
「インバウンド」でも日本が良いと日本人自身錯覚している気がしてならない。
それは母国を良いというのはナショナリズでもなんでもなく
当然のことでしょう。
しかしマスコミまで
日本の良いところを見つけては報道している。これは
少し行きすぎではないだろうか?
確かに
私も日本が好きですが
その賛歌の中に日本人の甘さを感じるのです。
最近、と言ってもバブル前後からなんでしょうが
遅れた日本、どうしようもないものしか作れなかった日本、戦争に負けた日本
そんな意識がどこかに行っている気がする。
よく
企業の栄枯盛衰を見ていると
この「成り上がる」気持ちを持った経営者がいたころは
日本の製造業も
どんどん上がっていった。
国民も外国(特に欧米)の良いところを真似ようと必死だった。
それに対して伝統的なところからの反発は大変なものだったらしいとよく
先人たちから聞く。
しかし、その抵抗を取り払ってみると
意外にもどんどん進めるのだ。そして
何でもあり、の社会になってしまった。
企業も一応先進国という中であぐらをかいていた。
そして
アジアの、まさに日本が数十年前そうだったような姿勢を持っている国にどんどん追いつかれている。
作った企業群をどんどん買われているではないか。

自画自賛するようになったら
人間終わりですよ。どこかで笑われている。