映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり」

映画「IT/イット “それ”が見えたら、終わり」

公式サイトはここ
http://wwws.warnerbros.co.jp/itthemovie/
なんというか「エイリアン」的な室内での目に見えない恐怖というものを感じました。
ただ、本質は昔起きた事件だと思う。
その跡地での恐怖のコンセンサス、というか
怖いという気持ちが大きな妄想を生みそれが現実となって暴力をふるうという感じだなあ、と
私はとらえましたけど。
ですから最後の方
子供たちが結束した時に強くなる。
子供も大人も相手を信用して信頼した時に
その間の関係性は良好になる。
誰かが、ねたんだり、そのためにいじめに走ったりしていると
うまく心の隙間をつかれるのではないでしょうか?
そのことが最大のテーマではないでしょうか。
時代は80年代末期なので
バックに「グレムリン」の映画のポスターなどが出てきます。
また子供たちの自転車の走り方などは「E.T]へのオマージュなんでしょう。
とにかく「IT」それは自分を信じてくれる人を信じる気持ち、そして自分を信じる気持ち
素直な気持ちの表現、それができないときの心の隙間の
最大公約数の中に生まれる、そんな感じです。
ですから
いま、デジタル社会の中では
実はそれはすごく大きくなっているのではないでしょうか?

そんな映画でした。今は出ていないが、現代の「IT」はこれからこの映画のように
何か大きな犠牲を生むかもしれない。

ただ、この映画は「シャイニング」みたいに
昔の惨状の跡地なんですね。そこが違うのかもしれない。
ただ、何か事件があったところはむやみに近寄らないほうが良い。これは確実に言える。

座間の事件も本当はそうなんです。