ジェーン・バーキン AT オーチャード

ジェーン・バーキン AT オーチャード
公式サイトはここ
http://janebirkin-japantour.com/
興行元のサイトはここ
http://www.kyodotokyo.com/janebirkin2017
昔インタビューで
英国からフランスに活動拠点を移動したとき
すごく楽になったというのを聞いたのですが、
その時の映像が英国のロンドンのどこのはしかわかりませんが渡っている姿でして
その姿がかっこよかった。ジーパンが似合っていたんですよね。
「ナック」を知っているものからすると
この年齢で音楽のコンサートのステージに立つ彼女を想像もしませんでした。
その歌もフランス語。
コンサートはアレンジがオーケストレーションされているので
印象はかなり違います。
もともとセルジュ・ゲーンズブールもロック調のリズムで
かなりいい加減な歌い方をしていたので
まあここは違和感がありました。
そして、
舞台の上にオケを配置して照明などシンプルにしているので
なんというか、あなたの頭の中で映画のシーンや
二人の関係を想像しなさいと
言われた気分です。
もう少し
映像などが入ると印象はかなり違うと思います。
きれいすぎる。
そう、きれいすぎるコンサートというのが一番合うのではないかな。
私なんかは
プレイボーイ誌での彼女のヌードなども経験しているので
彼女とセルジュ・ゲーンズブールのその当時の絆は
いろいろと聞いておりました。
そのインタビューの内容がよみがえってくるような
行間の深いコンサートとなった。
例えば、彼女は
彼に対して絶大なる信頼を
していたということ。そのため彼の言いなりに仕事を受けていたということ。
その一環が
ヌードであり、「ジュテーム」ですよね。
そんな彼女と彼との一時期の絆を
メインに
それを観客と共有したい、その良い思い出のみを、とそんな感じさえしました。
それはこのオーケストレーションをしていた中島ノブユキさんも意図していたことでしょう。たぶんね。

その一瞬燃え上がった関係をメインに構成されていた。
だからドラマティック。
オケも
簡単な楽譜なので
演奏を生き生きとしておりました。東京フィルの良い一面を見た感があります。

今回のパンフレットの表紙の写真も良かったですが
私はロンドンからフランスに移動を決めたころの彼女のジーパン姿が忘れられない。
その彼女が50年近くして東京の舞台にオケとともに歌で立っているなんて
それだけで十分でした。

そういえば
「アニエス・v によるジェーン・b」
この映画もお勧めですよ。