一番であり続けること:中高年の切れやすい時代

一番であり続けること:中高年の切れやすい時代
少し昨今の中高年がすぐに切れる、喧嘩するという事案について考えてみたい。
全く関係ないかもしれないが
一番であり続けたということが大きく起因しているのではないだろうか?

よく切れる、かっとなると言われているのは
団塊の世代。60から70代の人たちです。
彼らの時の日本はアジアでNO1でした。
なんでもそうですが
1番に立つということは簡単にはできません。2番というのは楽してもなれる場合があるのですが
1番はそうはいきません。
その1番に日本はいたんですよ。
もうアジアから羨望のまなざしを受けていたのは
私でさえわかります。
この1番だから見える景色というのは確実にあるのです。
スポーツをやっているとよくわかると思いますが
上を目指すのと追われる立場は確実に違う。

1番というのは自己努力で維持し続けるものなんです。
最近テニスでフェデラーが優勝したりしましたが、彼も1番の地位の大きさを十分に知っていて
その1番になるためには短期的に何をするべきか知っていたと思います。
単独スポーツの場合はこのように修正が効くかもしれない。
しかし組織となるとなかなかそれが難しい。
そして今まさに
どんどん日本の地位が低下していくさまを
定年した後観ているのではないだろうか?どんな気持ちでしょうかね?
自国がどんどん落ちていくさまを見ているのは?
そして「ゆとり」が悪いとか
いろいろと言い始めるのです。

でも私は思うに、これからの日本は若い世代が作っていくものであって
その世代が1番の望んでいないなら、
ほかの国の製品を喜んで受け入れるのなら、それでよいと思うのです。
アジアで5番目くらいに地位に落ちても
それで満足なら、それがその時の日本だと思うのです。
その時もう一度這い上がろうとするのか、それで満足するのかわかりません。
追う立場になった時は
また気楽になるものです。
そして国は出来上がっていく。
今からの日本の若い世代がどう思うかで
国の在り方は決定する。
高齢者はイライラするかもしれないが
それは現実を受け入れることで解決する。
その時の時代にあった国の在り方は
あると思います。
楽しんで、どうなるのか見届けましょう。
今自分たちは一番ではない、お互いがそう思っていれば
トラブルもなくなるのではないかな。
そんな気がします。