映画「スノーデン」

映画「スノーデン」
公式サイトはここ
http://www.snowden-movie.jp/
言わずと知れた、事件。それのドキュメンタリータッチの映画。
オリヴァーストーン監督ときたら、期待せざるを得ない。
私は彼の「スカーフェイス」(脚本のみ)を
こよなく愛しております。あのアルパチーノの成り上がりぶりといかれた感じはたまらなかった。
この映画でもキューバ危機から始まります。

そんな面白いという予感のもと
観ましたが、淡々としすぎて
退屈でした。

もうわかっているよね?こんな情報。逆に言うと
ネット環境にいなくて、世間から隔離したところにいると
監視の目もない。
実際、スノーデンが香港で逃げ込んだ場所もそれに近い。
このような環境をすぐに作るべきでしょうね。
監視が怖い人は。

私はこの映画の内容よりも
個人の監視のほうがよっぽど怖いと思う。
いまかなりの人が監視カメラを
防衛という意味でつけているが
一部は積極的に相手の情報を盗むため、覗き見るためだと思っている。
いくら止めても
監視カメラを付けたいというニーズはなくならない。家の両サイドに
監視カメラを付けて通行人すべての記録を撮らなくてもよいのに、と思うケースもある。
そういうひとは
日常的に監視カメラの映像を見ている。
もう被害妄想的なところにいると言って過言ではない。
そちらのほうが怖い。
定点カメラでさえ
ズームかけるとどこまで見えるか、それは設置した人にしかわからないでしょう?
それを公表する義務は今のところない。
そんな世の中のほうが怖いと思った。

映画に戻って
もう少しリアルに
情報監視の映像を見せてくれたほうが面白かったと思う。
ただ、ここに出てきた
日本と中国対照的な描かれ方をしていた。
日本は先はないのではないかあ。
対して中国は国際的地位を確立しながらも
ハッカー攻撃しているんだから、たまらないね。
それでも文句言えない強さがある。
こんなことくらいかな、感じさせてくれたのは。