ザハロワの「ジゼル」は生きているんだよな

ザハロワの「ジゼル」は生きているんだよな
少し前、東京バレエ団に客演した時も
思ったのですが
どうもザハロワは「ジゼル」の愛を
現実の愛としてとらえているのだろうか、
いや
もう望めないけど
だから現実ぽく、最後を締めくくるという感じなのか
どうも
生きている感じがするのです。
少なくても
精霊にはなっているけど
何か踊りが違う。
アルブレヒトを助けるという名目とともに
彼女も最後の逢瀬を精一杯楽しんでいるというような感じがする。
そうなるとすごく現実的な幕引きなんですよ。
よくあるメロドラマで、死ぬ間際に盛り上がる
そんな感じがする。
あとグリゴロの振り付け改題は
同じようにロマンティックなところを
どうも動きで表現していて
情念が足りないようにも思うのだが、、、。
これ私の個人的な考え。
ただし昨日の評価は変わらず。
ローズマリーは,
それらしかったです。
ミルタがかざした時
ジゼルとアルブレヒトの愛の前に(追憶の前に)折れてしまう。
これもミルタもジゼルを許容しているようで
物語に入り込むのは容易でした。
ザハロワのあの役作りが効いたのかもしれない。