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藤原歌劇団 「カルメン」 AT 東京文化会館

藤原歌劇団 「カルメン」 AT 東京文化会館
特設サイトはここ
https://www.jof.or.jp/performance/1702_carmen/
3オーケストラのカルメン対決の最後です。
ちなみに小澤塾も今年は「カルメン」らしい。

結果的に
何回も言っている「タイトルロール」ですべてが決まるので
まあ、普通の、前回までの新国立劇場のテイストというべきか。
その程度のもの。

しかし
山田指揮日本フィルの音の豊饒なことと言ったらなかった。
今、オケのメンバーから信頼を受けているんでしょう。
素晴らしい演奏だった。指揮者に対しての反応がすごい。

結果的にカルメン対決3公演で
オケが良くなかった公演は一つもありませんでした。
N響の演奏も忘れ難い。
そして本日の演奏も堂々とした演奏でした。
スカッとする音がオケピから出ていた。

そして
カエラとホセの物語と
言わんばかりのソリストの出来。素晴らしい。
確かに新国立劇場でも
砂川さんは良かったが
本日の小林さんは雰囲気までも良かった。
砂川さんに関しては
演出の関係であまり前に出ない役なんでしょう。
もともと主役をやるソプラノをけなすなんてことはできません。
それよりも
今回の新演出では
カエラは前に出てくる。だからすごく見栄えがした。
衣装もかわいかったというのも大きい。さらに
小林さんの線の細さもミカエラの物語にぴったりでした

さらにホセの
笛田さん。笛田さんの「カルメンからの抜粋コンサート」の感があるくらい
一番の出来でした。

またエスカミーリョの須藤さん。声は良かった。
しかしエスカミーリョは見た目というか俺様オーラが必要だと思ったし
カルメン役よりも身長は高くないとならないと実感しました。
しかし声は最高。

ここまでで
この3公演のベストは
N響の時のエスカミーリョ、新国立劇場カルメン藤原歌劇団のドン・ホセというのは揺るがない。

最後に演出について。

意外とコンパクトな感じはしたが
しかしドラマティックなもので
最後のエスカミーリョの登場のシーンなど
すごく迫力があった。

その分カルメン
ドラマティックオペラだと思ったし
カルメン役を選ぶオペラだと改めて思った次第。

今回の成果は
山田指揮日本フィルの音、
ホセとミカエラの愛の物語(冗談)
カルメンもいます、だから演出もドラマテック。という感じ.

新国立劇場でほめたバレエも
あそこのバレエ団だからであり
通常は本日のようなフラメンコのほうが合っていると思う。

そして
藤原歌劇団、地道な活動でファンがついてきているなあ、と会場を観て思いました。
良いことだ。