理想のバレエダンサーとは

理想のバレエダンサーとは
私は今までいろいろとダンサーを見てきました。
そのなかで理想というものに近づいた人は
かなりいたと思います。
ここで例を挙げても仕方がない。
では理想のダンサーとは?
これは
重力に反比例して
空気を体の中に通すことのできるダンサーのことです。
簡単に言うとこうまとめることができると思う。

まずは論点整理。
「重力に反比例」
これは地球上の物体、肉体は重力が所与の条件で
これに抵抗することはできません。
しかし
愛の動きや、ジャンプした時の腕や手の位置の持っていき方で
さも、重力がないような世界を提供することはある程度可能です。
人間の既成概念というのは面白くて
この動きの時は腕や手はこの位置にあるものだというものを事前に持っております。
それが違うならば
違う分だけ
動きをだますことができるのです。そのことであとから、観客が全体の動くを修正できるまで
浮遊感というものは生まれます。これは知っているダンサーは確実に行っている。
跳躍を磨くのは確かに重要ですが
筋肉と見た目のバランスがものを言います。ですからいたずらに筋肉トレーニングばかりではないのです。
いわゆる「だまし絵」の構図です。
次に
「空気を体の中に通す」
このことは
ある一定のチャクラ、ないしは呼吸で得た空気を
うまく背中、ないしは肩甲骨の間から外に出すという行為、
または股関節から流すという行為を行うということを意識するということです。
それで体の中にさも空気が流れたようになるのです。
すなわち「エアリーairy」な状態。

これらに
肉体美が重なった時に
非日常としてのダンサーの地位が決定します。

肉体は民族間で遺伝子的に所与。しかしそれならば
衣装という手はある。
ですから例えばアジア的な国では
古典を、既成概念でとらえて衣装を作る必要はないのです。
全体のバランスを作るのです。
そうすることで
完成する。
以上
自分が長いことバレエを見て感じていたことです。

音楽に乗るということが重要だということは大前提にしておきます。


さあ次に誰が出てくるのか
楽しみでもあり、
たぶん私はみんなから教えてもらうほうに回るでしょう。
昔は積極的に見つけておりました。
いまは世間の中に居場所を移しました。旬のダンサーを教えてもらって見に行くくらいですね。


本当に戯言、ここまで読んでいただいた方には申し訳ないと思う。