震災と先祖代々のお墓の問題

震災と先祖代々のお墓の問題
まさに
先日のお客様で
東日本大震災にあわれたお客様です。
菩提寺もすべて流されていて
かつ、当然
先祖代々のお墓も流されている。
この場合の墓参りについては
難しい問題です。
本当は
そこでいったん切れてしまっている。
しかし
お寺も再興をなされた場合、
お墓も同じように再興される。
その時に
立ち入り禁止区域ですと(いわゆる「ふくいち」の近く)
元の場所ではなくなる。
しかし
お寺の関係では
移転先でお墓まで移転という形になると思います。
その時の墓参りが無意味だとか
言えない。
新たに生活を始めた方々に対して
一切マイナスのことは言えない。
深く考えさせられる一件です。

皆様もよく考えてみてください。
これを機に墓をなくすという人もいることでしょう。
人それぞれです。
新しく再建した墓参りが無意味だなんて
誰が言えようか。

気持ちの問題と
新しく良い隠宅を持つという発想でよいと思います。