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演奏会形式におけるいオペラ:デュトワ「カルメン」

演奏会形式におけるいオペラ:デュトワカルメン
今回の演奏会形式において
カルメン」を細部まで表現したことで
このオペラが分解された感じがしました。
まず音楽は意外と淡白。これはわかっているが
舞台上の迫力に負けてつい見入ってしまうということがあった。
さらには物語が
実はわかりにくい。
やはり、ドン・ホセとエスカミーリョの関係が
実はあまり語られていない。
カルメンはどう二人と関係したのか、
演奏会形式で追ってみると
意外と曖昧なんですね。
よくこれで話が分かるよね、というくらいに
ちょっと途中、省略しすぎ。
あと、ミカエラとドン・ホセの関係とかわかりますかね?
何で最後にミカエラが出てくるのか、とか。

基本的に
舞台上の動きを含めて
合唱隊の演技で
一気に迫力を持たせるところ、
プラス
カルメン役の魅力、
そしてドン・ホセ、エスカミーリョの男の色気とか
様々は要因で観客はやられてしまう。

それをわかっていて
デュトワは丁寧に演奏させていたんだね。メリハリというよりも
最後にかけて一気に駆け抜けた感がある演奏会でした。
あとソロパートまで歌唱チェックしていたからねえ。
オペラではなく「カルメン」の演奏なんだな、きっと。
それをわかっていてやっているんだから実はすごいことなんだろうな。

やけに感心しました。
初めのころはオペラのダイナミズムと比較してかったるいと思っていたんだな、と反省しましたよ。