オールスターバレエ・ガラを振り返って

オールスターバレエ・ガラを振り返って
昨年の「世界バレエフェス」でも感じたのだが
バレエと言うのは何歳でも表現の仕方ができ
その時に一番合った踊りを選択する
ことで感動を呼ぶことができると思う。
当然無理をしてはならない。
いま踊りたいと
思う踊りをダンサーに選択させると
ダンサーの表現を
楽しめると思う。
ただ、お客様とダンサーの選択が乖離する場合が
多いとすごく、感じました。
もう少しお客様のニーズを今回のガラも事前に察知できると
良かったのでしょう。
ここで大きな矛盾を感じました。それはダンサーは古典以外を踊りたいと思う場合が多いと思うこと。
確かに少し哲学的に見える。かっこ良さがあるかもしれない。
ダンサーは若くしてピークが来るから少し哲学的な踊りを踊りたいのかもしれない。
古典は入門だと。
しかし、
古典の楽しさは、観客からしたらたまらなく楽しいものなんです。
だから観客は古典を求める。このギャップは、主催する側が埋めなければならないと思う。
今回のガラは、少しダンサー側に偏った感があった。
今後は、どう折り合いを付けていくかでしょう。