海老蔵公演「新春花形歌舞伎」  AT 新橋演舞場

海老蔵公演「新春花形歌舞伎」  AT 新橋演舞場
公式サイトはここ
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/play/452
インタビューで
白波五人男の弁天小僧は7年ぶりと書いてありますが
(ここ、http://www.kabuki-bito.jp/news/3007  )
前回観てから7年経ったのか、というのが実感です。
当時は、同じようなキャストでしたが
海老蔵ではなかったような気がしますし、
将来を期待していたので、楽しみでしたが、
今となっては
後がないという感じの歌舞伎界になってしまったという気がします。
前も書いたと思いますが
歌舞伎座のサヨナラ公演は本当にさよなら、だったんだなあ、と思います。
先代の団十郎襲名公演なんてかなりプラチナチケットだったんですけどねえ。

菅原伝授手習鑑
車引
梅、松、桜という点で
新春なのかなあ、という実感。
まあ、こんな前振りでいいかなあ、と思う程度。
 


弁天娘女男白浪 白浪五人男
序幕

まあ、きれいになったかもしれない。
そして存在感は
より出てきた。
それだけで今の歌舞伎界は十分です。
浅草と歌舞伎座と演舞場と
役者が散るので
大変でしょうが
十分に主役を張れる役者になっております。
まあ7年前も同じことを書いていると思うんですが。。。。


弁天娘女男白浪 白浪五人男
大詰

ここは、かなり海老蔵の弁天小僧に特化した感じはある。
見せ場は
そこしかなかったという気もします。
捕手(まわりの引き立て役)の役者たちが若返って、動きも良く
観ていて気持ちが良い。
まあ新生歌舞伎公演を祝う気持ちも私の中にはありますから。
内容は
極楽寺屋根
極楽寺山門
滑川まで。

 
歌舞伎十八番の内 七つ面

アフターにおまけアリ。見得、特別篇。
海老蔵のお詫びの一見。「にらみ」で
新春特別公演になりました。
まあ、そこまでの段取りも
だんだん歌舞伎も変わっていくんだなあ、と思いました。
私の近くの通路を通った役者は意外といい感じでした。まあ客席巻き込み型の
エンディング。楽しめました。
踊りに関しては
海老蔵もまだまだだなあと思った次第です。
ただ、1幕として大掛かりになってきたなあというのは実感。前回は踊りのみでしたよねえ?
遠い記憶。
あと
本日は、獅童の奥様と思われる方がこまめに挨拶しておりました。
海老蔵さんのところの奥様の姉さまを見たかったなあ。個人的には。


そんな感じで
見得、付きの新春の特別公演になりました。
厄を落として
帰途につきましたよ。
そして、もしかしたら、いや、ひょっとしたら
団十郎襲名」への布石かと思った次第です。