ミハイロフスキー・バレエ 「白鳥の湖」  AT 県民ホール

ミハイロフスキー・バレエ 「白鳥の湖」  AT 県民ホール
公式サイトはここ
http://www.koransha.com/ballet/mikhailovsky_ballet2016/
ないしは
http://www.kanagawa-geikyo.com/concerts/160111-1/160111-1.html
まあ、このバレエ団はコストパーフォーマンスが高いと今回も思いました。
都内と違って
神奈川県は1000円安い。14000円となると新国立劇場バレエ団とそんなに変わらなくなる。
ましてやセット券がある。そうなると安いでしょう。
しかし内容は最近はきちんとしている。
なんでもっと高くしないのだろうかとさえ思ってしまうのですが
ありがたい限りです。
昔の新宿文化センターあたりでテープで行っていた公演が懐かしいですねえ。
当時はいくらだったか、覚えていないでしょうねえ。
しかし昨今の流れからは
次回からまた、テープ公演になるか、日本のオケでしょうね。しかし
東京フィルでさえ、本日の出来には及ばないでしょう。
だからねえ、できれば劇場のオケで来てほしいです。

さてと、
感想は
オデットのヴォロンツォーワはまあ、前々回のボリショイで観ておりましたが
途中で降板させられたりしてましたねえ。
それが主役となるので
興味津々です。
まあ、ボリショイでは主役にはなれないだろう、少なくてもオデットは無理と
体形を見て思いました。まあ少し幼児体形で、ずんぐり系です。
そこを目をつむって観ていると
安定感はかなりあるし、
頑張れーという応援モードの鑑賞ですから判官びいきとなってしまいますが
良い出来ではなかったでしょうか?あの、---荒々しい部分はやはりあるんですよ。
さらに、もっとオデットが似合いそうなダンサーもおりました。
たぶん、スベトラーナ・べトレンコ。単に大きな白鳥のセンターなので
真ん中に書いてある名前を書いただけですけどね。
まあ、かわいらしいオデットになったのでそれで良しではないでしょうかヴォロンツォーワは。
王子はかっこよかったねえ。レべデフ。
ここで思ったのは、相変わらず、アジア人系が少ない。もともとここはキャリアにならないのか?
アジア系は少ないですよね。それが舞台上ではきれいな残像として華を添えました。
いい感じなんですよ、ここの幕開きの瞬間の雰囲気は。今回もそれを感じました。
これが「ハレ」の場なんですよね。わざわざ観に来ているんですからそれは感じたいものです。
まあ、このレべデフも踊り自体は荒いと思うんですが
まあ見た目重視。
コールドも
トップはきれいに決まっていたし、キャラダンもそんなに悪くはなかったし
良いバレエだったと思います。
ロットバルトがちょっと弱かったかな。
そんな感じで
後味はいいものでした。
しかし、そろそろゲスト系で
まとめるのをやめないと下から育たないと思いますけどね。

あと、昔みたいに「ファウスト」とか果敢にチャレンジしてほしい。
あれってボヤチコフとかいう人だったか、そのような名前の人が監督をやっていた時だったと思います。
セット券でも
その演目は避けられていてねえ、会場がガラガラでしたけどね。