ジュリーライブ「Barbe Argentèe」 AT 東京フォーラム

ジュリーライブ「Barbe Argentèe」 AT 東京フォーラム
公式サイトはここ
http://www.co-colo.com/live/2016/2016-shogatu.html
やはり、4人バンド(鉄人バンドっていったかな?)というのは
ロックの基本形に近いですね。
私個人は3人でもロックは十分だろ、と思ってしまうのですが
まあ4人ならば、ギター2本ですね。
このバンドは
昔のフルバンドがバックと想定した時代の曲もやるので
キーボードは必要です。
しかし、ロックをやっているなあと、今回も思いました。
それは
途中「ポラロイドGIRL」あたりから
MCを挟んで、今の
反原発、政治関係の歌を歌うぞ、と言う前振り
が入ってからの
曲とバンドの一体感はとても良かったです。
まあ昔の曲のみが良いという人は
この辺はトイレタイムになると思います。

まあ、毎回思うのですが
原発自体は
私も考えがあるので、ジュリーの歌詞にすべて同感はできないのですが、
しかし
このメンバーを想定して作っているので
すごく、わかりやすいロックを、それも良質のロックを
展開しておりました。
久しぶりだなあ、こんな感じと、すごく心地よかったです。
「ふくしま」「FUKUSHIMA」と叫んでいた曲は
昔の
カルメン・マキとOZバンドみたいでしたよ。ギター、名前忘れたんですが
OZバンドの春日さんみたいでした。ベースも前に出ていて
すごくいい音出してましたね。
当然、ドラムスのおねえちゃん(グレース)
も良いのです。
また、経済批判ぽい曲ではグラムロックぽい感じがありました。
この辺で、そういえばデビット・ボウイ今何しているんだろう?とか考えてしまいましたね。
そう、ここまででも
OZバンド、ボウイと出てくるくらいですから
それはもう、一連のジュリーのライヴで
今までのロックのいろいろな思い出がよみがえったことは事実です。
(何回も書きますが、ジュリーの全盛期、裕也さんの浅草ロックフェスに来ないなあ、
とつぶやく裕也さんの顔までも思い出しましたねえ)

だから、最近のジュリーのコンサートは
止められない。
そして、この流れの中で
最後に「サムライ」
これ、当時以上に
かっこよかった。「片手にピストル、心に花束、
唇に火の酒、背中に人生を」、これってたまらない歌詞ですねえ。
すごく
このコンサートでは効いた。
たぶん、ジュリーが現在進行形の曲をうまく、ロック魂でまとめ上げていたので
そのあとの最後にふさわしい感じがしたのだと思います。

アンコールもありましたよ。
それも「カサブランカ・ダンディ」など。
ちゃんと
バーボンを吹いておりました。
昨年のライヴという感じではないですが
よりロックぽいコンサートでしたよ。

追加:着く前に近くに寄ったらさっきのお客様も
ジュリーでしたよ、とおかみに言われ、さらには隣のご婦人も
ジュリーでした。近所の経済効果もあるんだなあ、とまた思った次第です。