マリインスキーバレエ「白鳥」 AT 東京文化会館

マリインスキーバレエ「白鳥」 AT 東京文化会館
公式サイトはここ
http://www.japanarts.co.jp/mb2015/swan.html
キャスト表はここ
https://www.japanarts.co.jp/blog/blog.php?id=1687

まず言えることは最近における「白鳥の湖」の中で最高の出来ではないかということ。
私はこういう時はそんなに長く文章を書かないと思います。
どのキャストでも
今のところ発表になっている脇、コールド、キャラダンのメンバーほぼ固定。
ですから安心感があります。
それはオデット、王子、ロットバルトが違うなどはあります。
しかしこのメンバーでの「白鳥」は観ておくべきかと思います。
そのくらい、ここ数回の来日メンバーの中でもガチで良い。
何が変わったのかと思うほどに、すごくまじめで踊りに夢中という感じが舞台全体をほとばしっております。
これは体験しておく必要があるのではないだろうか。
たぶん前も書いたと思いますが「愛の伝説」がかなりネックになってコールドのメンバーを選んだのではないか?
あの演目、踊りっぱなしですからねえ。
さらには「ロミジュリ」でも書いたように
市民の役をやっているダンサーもそのまなざしが真面目なんです。
それが踊りにも出ていて観ていてすごくパシッとしている。
それが「白鳥」でここまで昇華されようとは思わなかった。
素晴らしいです。
テリョのオデットもオディールもとても素晴らしかった。観ていて、この後、明日はロパの「白鳥」なんだと思った時に
すごい贅沢な感じがしました。
キムも控えめでよかった。花嫁候補にタッチするときのはにかみようはかわいかった。
さらには32回転グランフェッテの後、観客の拍手を混ぜないですぐに踊ったあたりは流れ重視しているなあ、と感心しました。
あとリフトの高さがあり、テリョが望む高さに上げていたんではないかな、きっと。テリョが踊りやすそうでした。
あとベリャコフがやはり良いとか、エルマコフが良いとかいろいろありますが
冒頭の話がすべて。
今回は出来が良い。テリョもキムも良かったので
最高の舞台になりました。
これをもってして本家は違うという自信の舞台でしょう。
少し残念なことはオケは今回1軍ではないなということ。しかし音の鳴らし方は指揮者がダンサーを見ているので十分。

まさに音とともに
こういう舞台は観ておくべきかと思います。

以上
とても良い、最高の舞台があと2日間3回待っているということだけで十分でしょう。
私はあと1回ですけどね。残念だなあ。

あっ、本日になりましたね。電車空いていたなあ。花の金曜日、決戦は金曜は過去のことか。