チャップリンからの贈りもの

チャップリンからの贈りもの 公式サイトはここ http://chaplin.gaga.ne.jp/ いや ミッシェル・ルグランとチャーリー・チャップリンの作品 http://aoyama-theater.jp/feature/t-chaplinロシュフォールの恋人たち」「シェルブールの雨傘」 そのほか、ゴダールの作品。すべてに思い出が詰まっております。 この2作品に出ている カトリーヌ・ドヌーブマルチェロ・マストロヤンニ(この間書いた「ひまわり」の主人公) との間にできたお嬢様、キアラ・マストロヤンニも出ているのです。まさに。映画「ひきしお」の申し子か。 「街の灯」「ライムライト」の音楽。いやーー思い出深いなんてものではない。 また「独裁者」のなかで 、床屋でひげを剃るシーンにブラームスのハンガリアン・ラプソディー 5番が使われたときに、完全にクラシック音楽は映画の中に取り込まれたんでしょうね。 それ以降は商業的に映画主流になり良い音楽は映画に対して作られるようになりました。 (最近書いた、旧ソビエトは例外) さてと、内容からの感想。 「チャップリンからの贈りもの」とはそういう意味だったのか?と最後の方で思いましたよ。 「街の灯」と同じような「贈りもの」。 最後のクレジットが出てきた後の、ドタバタ編が、この「街の灯」と違う。また本編と違う 形式だけのケース。 私も「街の灯」「ライムライト」は最後に観たの何年前かわかりませんが かすかな記憶では、この映画のラストシーンも「ライムライト」と同じ。 過程が違うけど。 この映画では天職を見つけたのでしょう。 さすがに ここに至るため 途中、サーカスの巡業のビラ配りが出てくるのは、すごく違和感があったけど あの辺から、映画的夢の世界が少しちりばめられておりました。 それまでギスギスしすぎていましたので、どうなるのかと思いましたけど。 あと音楽のミッシェル・ルグラン。テレビのチューニングのシーンで「ロシュフォールの恋人たち」がかかったけど 映像が違っていたので、音楽は編曲したかな? ライムライトのメインテーマは編曲しておりましたね。 あとは 彼はジャズ畑の人なので、どうもジャズポイ感じが入ります。今回は期待しないほうがよい。 最近コンサートばかりに出かけているので、音の中に 何か遊びでも入れているかな?と耳をそばだてましたが、 彼の今までの楽曲が少し入ってきたのと、先ほど書いた ライムライトの編曲でしょう。 サーカスのシーンは意外とよかった。映像もなぜかよかったので入り込んでしまった。 主人公が助かる裁判のシーンは監督の遊びでしょう。 チャップリンの元秘書が、犯人に耳打ちするシーンが秀逸だったなあ。彼は味があったよ。 お勧めというほどではないけど、チャップリンの映画の魂を再現したというと一番しっくりくると思う。