アンドレア・ロスト リサイタル AT みなとみらいホール

アンドレア・ロスト リサイタル AT みなとみらいホール
公式サイトはここ
http://www.kanagawa-geikyo.com/concerts/150718-1/150718-1.html

調子は良かった感じです。
リサイタルで歌手の調子が良いというのは、当たり前のようで
実は意外と少なかったりします。
おまけに、たぶん会場では「サイン会」の行列らしきものもあり、
サービス精神全開でした。

アンコール;フィガロ「恋とはどんなものかしら」
      ジャンニ・スキッキ「私のお父さん」
まさかと思いました。
ロストは
フィガロの伯爵夫人とスザンナ、ケルビーノの3役ですね。
まさにアンコールで自身初めてという「伯爵夫人」に恋を話す
ケルビーノです。ソプラノで貫き通しました。
このことでフィガロの恋の関係は、さまざまに表現されたということになります。
そしてすべてめでたしめでたし、会場もめでたしめでたし、という構図です。
あとは個人的には
「ドン・パスクワーレ」:「騎士はそのまなざしに」
あとはハイライトの
「歌に生き、愛に生き」
「お聞きください、ご主人様」
「鳥の歌」
「ある晴れた日に」ですかね。
この4曲は
リサイタルならではでした。
オペラの中ではここまで、ためて歌わない。

また、前半は
ジョークあり(まさに、フィガロでのハプニングについて語っておりました)、でアットホームな
リサイタルで
なにかふんわかと
ロストの人柄が出た良質のリサイタルだ
と言えるでしょう。
惜しむらくは
一般参賀」早すぎ。というよりも
アンコール2曲で帰ろうとするの早すぎ。
まだ準備していたと思いますよ。

まあ、妥当ですかね。