ボリショイ「ドン・キホーテ」初日 AT 東京文化会館
公式サイトはここ
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キャストはここ
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いやはや、感動の「ドン・キホーテ」でした。
何が感動って
マーシャをうまくサポートするラントラートフと彼を信頼するマーシャの関係
がとても感動を呼ぶのです。
そして、二人の折々に見せるチャーミングな仕草がとても場を和ませてくれました。
また、ラントラートフの真剣で、最高の踊り、
マーシャの笑顔、何をとっても最高。ボリショイの、これが「ドン・キホーテ」と
言わんばかりの出来栄えでした。この二人のことばかりですが
最後、「行くわよ」という感じで踊りながらマーシャがラントラートフに小さな声をかけたのですが
あれは、最後見せ場を作るわよ、という合図だと思いましたよ。
そこからのエンディングにかけてのコーダ、最高でしたよ。
そして観客も最高の拍手。だから
カーテンコールでのマーシャの涙になったのだと思います。私も思わず涙出ましたから。。。
みんな裏での努力を見ておりますよ。
そして苦悩を知っておりますよ。だヵら
なんて、良いお客さんたちだと、私も思いました。
それに応えた、主役たち(いや脇役も)も最高。
そういえばルスラン最高でしたし、ニクーリナもよかったよ。チホミロワもよかったし
ルンキナ(当然妹の方)のキューピッドもキュートでしたよ。カルポア(踊り子)やカラショーワ(メルセデス)
バルコワ(ジプシー)もよかったなあ。
彼らを支える
怒涛の音楽を演奏したオーケストラ最高です。
これでもかと、次から次に音楽の嵐でしたよ。まさに音と踊りの渦にまきこまれるところでした。
溺れそうになります。
しかしアダージョは丁寧に聞かせるところなんて
憎いなあ。このーーー、やるなあ、負けましたよ、最高です、と脱帽いたしました。
とにかく
マーシャのキレと回転の速さではなく
なにか、人間ドラマの感動の舞台でした。
ダンサーも人間、人間ドラマで感動させることができるのはごく少数のダンサーでしょうね。
それが実現した舞台でした。
私の今年のボリショイの最後の舞台となったのですが
明日も千秋楽が(本日か)行われているのでぜひ、体験してみてください。
今年も
なにか「白鳥」から(オーチャード、、いやだなあと思っていたんjですが舞台は最高でした、特に音楽))
から始まって
東京では、文化会館に移り、「バヤデルカ」のコールド、
「ドン・キホーテ」のワクワク感(あの音楽のスピードについていけること自体が
実力があるということです)、なんだかんだといって
すごく充実しております。行ってよかったなあ、と本当に思いました。
元気をもらいました。
始まる前には
降板の嵐で、どうなるかと思ったのですが
終わってみるとこの充実感は何?と思うほどです。