ボリショイ「ドン・キホーテ」初日 AT 東京文化会館

ボリショイ「ドン・キホーテ」初日 AT 東京文化会館
公式サイトはここ
http://www.japanarts.co.jp/bolshoi2014/dq.html
キャストはここ
http://www.japanarts.co.jp/blog/blog.php?id=1222
いやはや、感動の「ドン・キホーテ」でした。
何が感動って
マーシャをうまくサポートするラントラートフと彼を信頼するマーシャの関係
がとても感動を呼ぶのです。
そして、二人の折々に見せるチャーミングな仕草がとても場を和ませてくれました。
また、ラントラートフの真剣で、最高の踊り、
マーシャの笑顔、何をとっても最高。ボリショイの、これが「ドン・キホーテ」と
言わんばかりの出来栄えでした。この二人のことばかりですが
最後、「行くわよ」という感じで踊りながらマーシャがラントラートフに小さな声をかけたのですが
あれは、最後見せ場を作るわよ、という合図だと思いましたよ。

そこからのエンディングにかけてのコーダ、最高でしたよ。
そして観客も最高の拍手。だから
カーテンコールでのマーシャの涙になったのだと思います。私も思わず涙出ましたから。。。
みんな裏での努力を見ておりますよ。
そして苦悩を知っておりますよ。だヵら
なんて、良いお客さんたちだと、私も思いました。
それに応えた、主役たち(いや脇役も)も最高。
そういえばルスラン最高でしたし、ニクーリナもよかったよ。チホミロワもよかったし
ルンキナ(当然妹の方)のキューピッドもキュートでしたよ。カルポア(踊り子)やカラショーワ(メルセデス
バルコワ(ジプシー)もよかったなあ。
彼らを支える
怒涛の音楽を演奏したオーケストラ最高です。
これでもかと、次から次に音楽の嵐でしたよ。まさに音と踊りの渦にまきこまれるところでした。
溺れそうになります。
しかしアダージョは丁寧に聞かせるところなんて
憎いなあ。このーーー、やるなあ、負けましたよ、最高です、と脱帽いたしました。
とにかく
マーシャのキレと回転の速さではなく
なにか、人間ドラマの感動の舞台でした。
ダンサーも人間、人間ドラマで感動させることができるのはごく少数のダンサーでしょうね。
それが実現した舞台でした。
私の今年のボリショイの最後の舞台となったのですが
明日も千秋楽が(本日か)行われているのでぜひ、体験してみてください。
今年も
なにか「白鳥」から(オーチャード、、いやだなあと思っていたんjですが舞台は最高でした、特に音楽))
から始まって
東京では、文化会館に移り、「バヤデルカ」のコールド、
ドン・キホーテ」のワクワク感(あの音楽のスピードについていけること自体が
実力があるということです)、なんだかんだといって
すごく充実しております。行ってよかったなあ、と本当に思いました。
元気をもらいました。
始まる前には
降板の嵐で、どうなるかと思ったのですが
終わってみるとこの充実感は何?と思うほどです。