ボリショイ「白鳥の湖」ニクーリナ  AT オーチャード

ボリショイ「白鳥の湖」ニクーリナ  AT オーチャード
公式サイトはここ
http://www.japanarts.co.jp/bolshoi2014/
配役はここ
http://www.japanarts.co.jp/blog/blog.php?cid_l=5&cid_m=7
vcbhj
いやーーもう最高の、「ボリショイの白鳥」でした。
ザハロワの「白鳥」は特別興行という位置づけでしょうか。
このアンナ(ニクーリナ)とルスランで、これがボリショイの香り
という説得力が舞台を支配した感じです。
冒頭のルスランが出てきた時の、王子キャラのオーラは半端ではないです。
また、それに増して、ニクーリナの
テクニック、スピード、そして
舞台の上での美しさ、どれをとっても「今のボリショイの白鳥はこれ」と言ってよいと思います。
今回は、ほかのダンサーはあまり触れないで、ニクーリナの話を。
私は、今回のボリショイのツアーの主役はニクーリナだと思うんです。
主役以外にも、舞台に出続けて、代役もこなすというかなりハードな状況を課せられているのは
それをこなすことができるというバレエ団からの期待が十分にあるからと感じられます。当然、スミルノワも同様に
中心をなすものでした。しかしケガ。
あと、男性はロヂキンでしょうか。本日はロットバルトです。ベリャコフはワルツ。
さてとニクーリナの次の役は「バヤデルカ」のニキヤ。
ガムザッティがクレトワというのはちょっと、、、、、。汗
しかしニクーリナ、クレトワ、ロブーヒンという組み合わせの「バヤデルカ」は本国でもあるのだろうか?
というなんかバランス感の欠いた感じがします。
クレトワは急きょ、代役で決定したし、ロブーヒンもあとから決まったし、と当初のキャストは
まったく跡形もありません。
しかし、今夜の「白鳥」でそんな危惧はふっと飛びました。
楽しみ。
今回の公演で
「白鳥」と「バヤデルカ」をこなすのはザハロワ、ニクーリナ、(スミルノワ)でした。
この彼女がファーストソリストなんて、すごいバレエ団です。
最後に
あまりになじみのない方にニクーリナの紹介を。
プログラムで書いてありますが、ルンキナと同じ先生のもと基礎を作り、優雅かつキレのある踊りが特徴のダンサーです。また写真で見るよりも
舞台上では、美しさのオーラが出てくるのです。これがすごいんだ。
さらには
「白鳥」や「ライモンダ」の友人役でも踊るのですがその時の子供っぽい姿も愛嬌があるのです。しかし、いざ
主役となると、全く違う。それを見てほしい。
まだ「バヤデルカ」があります。ぜひ。
となんだか、招へい元の宣伝をしているみたいです。汗
ほかの舞台全体のバランスは意外とまとまっておりました。
コールドがコールドらしい感じの人がアサインされていたのでしょう。
まずは「白鳥」最後の東京での舞台有終の美を飾りました。