二期会オペラ「イドメネオ」 AT 新国立劇場

二期会オペラ「イドメネオ」 AT 新国立劇場
公式サイトはここ
http://www.nikikai.net/lineup/idomeneo2014/index.html
これは演出家に期待ということで出かけました。
とにかく前後に仕事が入っていてとてつもないハードなスケジュールでした。
なお、この作品については「ぶらあぼ」出版部から
指揮者,
準・メルクルさんのサインをいただきました。
http://ebravo.jp/
このサイトに、このモーツァルトの作品について詳しく書いてありますよ。
 感想としては
映像や、PA、なども使いますが
舞台としては迫力は出ました。これでよいのではないでしょうか、というもので
した。
私は仕事の合間に出かけたので
仕事道具が多く、オペラグラス持っていかなかったのですが、
眼鏡を通してみる分には、舞台上の歌手も
日本人という意識があまり働かないで、それこそ、見ている場所も「新国立劇場
なので
新国立劇場の企画だと勘違いしたほどです。通常の外国人ゲストと日本人キャス
トという感じがしました。今ははっきりと日本人と外国人の差がないんだなあ、
というのが実感です。そして顔ぶれもフレッシュに若さ爆発する公演だったと思
います。
良い部分だけ見ているかもしれませんが、これから伸びていく人たち
の良いところをどんどん伸ばしてもらいたいですし、
特によかったのは
存在の同位性として、
イダマンテの小林由佳さんとイリアの 経塚果林さん。
この二人は、なんというか舞台上で可憐な花々という感じでした。
あとはなんといっても
エレットラの田崎尚美さん。これはすごかった。なんというかカーテンコールで
バスト揺らせてチラ見せとか遊び心があると思いましたよ。
イドメネオの又吉秀樹さん存在感ずば抜けてました、とてもよかったです。
さらには合唱隊の存在感もかなり、きれいなものでした。
最近はオールジャパンのオペラかなりレベル高いです。
また、容姿も含めても見ごたえがあると思います。
なんというか、若干、客席が寂しかったので、
もっと見に行ってほしいという気持ちにはなりました。そのくらい良かったです
よ。
オーケストラの演奏も相当なレベルです。
東京交響楽団新国立劇場で意外と最近は外していたのですが
ズバリよい演奏でした。
指揮者の準・メルクルさんも初めてでしたが、最後の愛の勝利みたいなシーン以
降のオーケストラは神がかってましたね。妊娠のシーンあたりから、音楽のみで
盛り上げて終わらせるオペラもすごいと思いますが
それだけにそこでのオーケストラの出来に関してはすごく注目を浴びます。それ
が大成功、という感じでした。
一つだけ気になったの、ピアノ使ってましたかね?いいのかな?と思いました。
演出は圧巻だったなあ。
初めの映像のところから、最後の胎児まで。魅せてくれる演出ですね。
Aキャストも見たかった。
まるっきり男の意見になりますが、上記の3人の女性、又吉さん良かったなあ。
オケもよかったし、第3幕に至ってはずっと見ていたかった、舞台と音楽でした。
舞台の醍醐味ってこれなんだなあ、と思ったもんです。若さゆえのマイナスの部
分も当然あるんですけど、それよりも伸びてもらいたい。