キエフ・バレエ「バヤデルカ」 AT 東京文化会館

キエフ・バレエ「バヤデルカ」 AT 東京文化会館
公式サイトはここ
http://www.koransha.com/ballet/kiev2013/
まずはオケの音が良いです。
私は個人的に「バヤデルカ」が好きな演目なので
次に来る音、メロディーが頭の中でなっておりますがそれを越えてくるように
また、ダンサーをあおっているかのような演奏、指揮はとてもダイナミックでし
た。この日はダンサー、指揮者までBキャストという感じでしたがなんのその、
とても良い舞台が整っていたことに驚嘆せずにはいられなかった。
また、ダンサーの踊りにも合わせていたのですごくバランスが良かったです。
この日のチケットは
比較するならば国内では新国立劇場とほぼ同じ、この指揮者とともにこのオケ出
前してもらえばいかがかなあ?と考えましたね。やはり得手不得手があると思う
んです。
またミンクスがチェコ系で、ウクライナハンガリー寄りで帝政ロシアの中でも
土壌は似ているのかと思うほどに演奏に愛情を感じました。
さてとダンサー。
ニキヤはゴリッツァ。パンフレットにも写真は掲載されております。しかし宣伝
文句には出てきません。実際バレエ団の中で今どの辺の位置にいるのか存じ上げ
ませんが、彼女は伸びるね。出だしから驚きましたが
最後の、寺院の崩壊はないバージョンでしたが、ソロルとの愛の確認の踊りは
ソロルも頑張って迫力のある踊りになっておりました。本当に最後は素晴らしい
エンディングでしたよ。
そのソロルはヴァーニャという人が踊っておりましたが、この人も安心のできる
踊りで無難な人だと思っていたのですが、同じく、最後の踊りには、その分驚き
ました。
あと、ニキヤがソロルを思う影の王国シーンの入りの精霊の踊りはとてもよかっ
た。コールドが合っているという表現よりも舞台からの勢いが感じられたという
べきか。あと、追記、パドゥカトルでの一番上手のダンサー良かったです。名前何という
のだろうか?
ついでに
3人のソロ(カザチェンコ、シェフチェンコ、モスカレンコ、先ほどのダンサー
もこの中の一人です)
もいい感じで、伸びる子がいました。さらにはヴェールの踊りあたりからニキヤ
は最後まで一気でした。
ガムザッティはせっかくウクライナ何のだから、もう少し、ニキヤを脅かす美貌
がほしかったです、概して美しすぎるキャスティングになるんですがそれも
ドンマイと思うのではありますが。。。
しかし、お得感満載の今回のバレエです。私はこれが最後の、年内の劇場での楽
しみになりましたがすごーーーく満足しました。
最近調子が悪く
都響&インバルの第九行けなかったのですが、この日も無理して出掛けたのです

その甲斐ありました。