フリオ・イグレシアス AT オーチャードホール

フリオ・イグレシアス AT オーチャードホール
公式サイトはここ
http://www.kyodotokyo.com/julio2013
往年のヒットナンバーに
タンゴのペアを従えてのタンゴ、さらには
最後のほうは「プレスリー」で有名な曲が並んでいて
すごく、聞かせるコンサートでした。
何が良いって
いまどき、ボーカルで聞かせることができる人が減ったということが
すごく希少価値をもたらせたと思います。
途中、「マイウェイ」の歌のなかで「ポールアンカと出会って、、、」というと
ころがありましたが
私も
このポールアンカあたりのビックバンドを聞きに何回かコンサートに行きました

それが最後かなあ?と思っていたものです。それも、何年くらい前でしょうか?
25年くらい前かなあ。
それまでは
フランクシナトラ(これはカーネギーホールでしか行ったことがないんです)
トムジョーンズ
エルビスプレスリー
ハリーベラフォンテなどそうそうたるメンバーが世の中にはいたものです。
今の時代は
自分で作って、歌う、という感じかアイドル化か道はあまりないのです。
しかし、人の歌を歌って、聞かせることができるということはとても大きなこと
だと思っております。
だれでも
マイウェイは歌うことはできる、ただし感動させられるかどうか?なんです。
そうした中、なんというか雰囲気はとてもノスタルジックに
昔の愛、がテーマと言わんばかりの曲が並び
本人も、コーラスの3人に対しても
「スタイル良いけど、今の私では無理かな」なんてことを平気で言います。
その辺に会場は共感があるのではないでしょうかねえ。
確かにノスタルジックに昔の愛は良かった、あの君よ、なんて感じのコンセプト
なんですが、実際良かったですからね。
後半のタンゴの曲、いまだに曲名が思い出せませんが(私も年をとりました、汗)
良かった。あれって、映画「セントオブウーマン」で流れた曲のような気がしま
す。
そのあと「You are  always on my mind」、そう映画「プレスリー」のなかでプ
レスリーが妻に対して歌うシーンが印象的でしたが
今回はそのシーンも、そして目の前にいるフリオイグレシアスに対しても
すごく熱いものを感じました。
「Can't Help Falling In Love」ここでは、また愛のパッション。
最後にマイウェイ。歌うことが私の人生。
まさに完結したコンサートでした。
アンコールの持って行き方も良かったし最後にかけて会場総立ちになっておりま
したね。
キーボードがコンマスなんでしょう。あとサックスもうまかったし、コーラスも
丁寧でした。コーラス、中米と欧州とどこかだったけど、
国際色豊かな舞台の上の風景でした。