ドブ、ギワギワの女たち  AT AiiA Theater Tokyo 

ドブ、ギワギワの女たち  AT AiiA Theater Tokyo 
公式サイトはここ
http://www.nelke.co.jp/stage/dobu_giwagiwa/
初めてこの劇団をみます。
前から興味があったのですが、観てみたいという気持ちと
スケジュールがうまく重なりました。
さてと感想は。。。
まずは開演を待つ会場の観客の雰囲気も少し、通常の芝居と違っていたのは感じ
ました。
そのため、なにか特殊な内容なんだろうな?と始まる前から
感じておりました。
少し、おたくっぽい、客層です。
その辺を予想していたら、かなり裏切られました。
とにかくパワーがある。
ただ、少し、特殊な笑いがあるのか、私と会場の笑いの場面が違っておりました。
たぶん劇団の特殊の流れがわかった方がよいのでしょう。
話の展開は、少し無理があるのですが、
かなり強引に持って行きました。この強引さが出てきたところあたりから
面白くなりましたが、はじめの展開部分で
登場人物をすべて描写するところは
少しかったるい感じがしました。
説明的になってしまい、そこで少し演技させるので
どうしても流れが悪くなってしまう。
もっとてきぱきと進んだ方がよいと思いました。
あとは空間の使い方が
少しもったいない。空いた空間がかなり、無駄な空間の存在を上演時間ずっと感
じておりました。
そこはスクリーンを置いて、舞台の背景を映像を流してはいるのですが、それが
精一杯だったんでしょう。しかしここで流れる映像は楽しかったです。
それが一番だったかな。
あとは始まる前に会場に流れるBGMのシャンソン。ほとんどイブモンタンのライ
ブで歌われるようなシャンソンです。
最後に、たぶんこの劇団の「売り」のエロスの部分はすごく中途半端な感じはし
ました。その中でも、個人的に良かったのは、営業部の柴田と石川でしょうか。
彼女たちのラストの姿は、個人的にはウェルカムですし、正直驚きました。
ただ悔しかったのは、「レズ」特有の隠語が全く分からなかったことです。
こんなテーマの、そしてOL(OLと言っても、なわばり争いだけですが)の話なん
ですが
当事者っぽい、該当年齢の女性が少なかったのは、私は解せなかった。
もう一歩はじめのエピローグのところの整理と空間の使い方がよくなると
それだけでぐっと良くなると思います。
さらにはエロ的な部分をもっと強調しないと。
あの漫画的なところがよいという人もいるんでしょうが。
まあ、観てみてください。